武田展雄名誉教授が令和8年春の叙勲において瑞宝重光章を受章
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令和8年春の叙勲が4月29日付で発令され、武田展雄名誉教授が瑞宝重光章を受章されました。
瑞宝重光章は、公務等に長年にわたり従事し、国家または公共に対して功労のある方に授与されるものです。
武田名誉教授は、1952年4月5日に東京都に生まれ、本学工学部を卒業後、本学大学院工学系研究科にて修士課程を修了されました。その後、フロリダ大学大学院工学研究科Engineering Mechanics専攻PhD課程を修了後、さらに本学大学院工学系研究科博士課程を修了されました。
その後、日本原子力研究所、九州大学、本学先端科学技術研究センターを経て、1996年7月に本学国際・産学共同研究センター教授に就任、1999年4月には本研究科教授に就任され、2013年4月より本研究科 研究科長、2015年4月より本学副学長を務められました。
また、2016年5月には宇宙航空研究開発機構(JAXA)参与に就任され、2019年4月からは運輸安全委員会委員長として、2025年3月まで務められました。
武田名誉教授は、本学において複合材料工学や材料力学・弾性力学分野の教育・研究に尽力され、多くの優秀な人材を育て上げられました。特に、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の損傷発生・進展プロセスの可視化と定式化に取り組み、「複合材の実験マイクロメカニクス」を提唱・実証するとともに、構造ヘルスモニタリングシステムの基盤研究を推進されました。世界初となる細径光ファイバFBGセンサの開発や、CFRP積層構造への埋め込み技術は国内外で高く評価されています。また、東京大学副学長として柏キャンパスの発展や産学連携の推進、「つくば-柏-本郷イノベーションコリドー構想」の実現にも貢献されました。さらに、宇宙航空研究開発機構参与として複合材工学分野における産官学連携を推進し、その後は運輸安全委員会委員長として、知床旅客船KAZU I沈没事故や羽田空港での航空機衝突事故などの重大事故調査を指揮し、安全性向上に尽力されました。
この度のご受章を心よりお祝い申し上げるとともに、今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
武田展雄名誉教授
内閣府ウェブサイト
令和8年春の叙勲等
https://www8.cao.go.jp/shokun/hatsurei/r08haru.html
令和8年春の叙勲受章者名簿
https://www8.cao.go.jp/shokun/hatsurei/r08haru/meibo_jokun.html
関連情報
武田展雄著『自分らしく、世界と渡り合えるか 一研究者の歩み』、鳥影社、2025年10月刊)
https://www.choeisha.com/pub/books/21695.html

