概要

在学生の声

主体的に面白い発見をしたい

水谷 凪(みずたに なぎ)
物質系専攻 博士課程

東大工学部の植村卓史研究室でシンプルかつ斬新な高分子研究に接し、自らの手で面白い発見をしたいと思うようになりました。斬新なアイデアは広い既存知識の組み合わせから生まれるという信念のもと、分野横断的な教育プログラムが用意された新領域への進学を決めました。

現在は、多孔性金属錯体(MOF)と呼ばれる材料を設計し、今までにない高分子の分離技術の開発を行っています。分子や原子などの「もの」ではなく「空間」をデザインすることで新たな機能の創出を狙っているところがユニークだと思います。

新領域は個性的なスタッフや学友とディスカッションする機会が多く得られるため、発想力を磨くのに恵まれた環境です。今後は自分の開発した分離技術によって、高分子も低分子化合物のように素性がはっきりした状態で使用するのが当たり前な世の中に変えることが密かな夢です。

やりたいと思った時がやり時

末永 陽一(すえなが よういち)
先端エネルギー工学専攻 鈴木宏二郎研究室 博士課程

東京大学工学部を卒業後、一度就職したのですが、空力シミュレーションを深く学びたいと考えるようになって新領域に入学しました。新領域は航空、電気、プラズマ、環境などの幅広いジャンルの研究室が束ねられているうえ、留学生や社会人、他大学出身の学生なども多く、オープンな空気があると感じています。

博士課程に進学した現在、私は翼端で複数の小型航空機を連結した新たなスタイルの航空機などのシミュレーション研究をしています。いずれはこのテーマを発展させ、シミュレーションだけでなく風洞実験、実際の飛行実験などへ繋げて行きたいと考えています。ほかに、流体力学を応用した家電の研究や小型人工衛星の設計プロジェクトといった共同研究にも参加し、充実した大学院生活を送っています。

勉学や研究に年齢や出身の制限はありません。やりたいと思った時がきっとやり時です! 興味があれば気軽に研究室見学にいらしてください。

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新しい知識を求め、
異分野の人脈を広げる

Devina Jayadi HON(デヴィナ ジャヤディ ホン)
GPSS-GLI / サステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム
修士課程

サステナビリティ・サイエンス、特に意思決定プロセスのダイナミズムのもとで効果的な災害復旧を実現する方法を研究しています。

新領域では、学生が多様な知識を身に付け、異分野間のネットワークを構築することで、新しい創造的なアイデアを研究し開発することができます。現在の複雑な環境問題や社会問題を考えると、革新的な研究成果を生み出すには学際的なアプローチが必要です。災害復興の研究は、社会的・環境的な側面だけでなく、工学的な側面も含んでいます。新領域内だけでなく工学系研究科と連携することで、幅広い知識を身に付けることができました。

新しい知識を探求したいなら、新領域で勉強することをお勧めします! 今まで考えもしなかった新しいアイデアを発見できるかもしれません。異分野の人脈を広げる良い機会にもなると思います。

神経機能を回復させる
医療機器を開発しています

Wang Yen Po(ワン・イェン・ポー)
人間環境学専攻 人間環境情報学分野研究室 博士課程

学部生のときに、東大新領域の夏季インターンシッププログラム(UTSIP)に参加したところ、先生方がとても情熱的で、親切で、留学生をサポートしてくれると感じたため、新領域に入学し、現在は博士課程で勉強しています。

私は新領域で、神経疾患の患者さんを治療し、神経機能を回復させるための新しい医療機器を開発する研究をしています。研究室は清潔で広く、たくさんの新しい機器があります。とても質の高い研究室だと感じています。

他に、大学での研究をもとに同僚と共に日本で医療機器会社を設立。東京大学医学部附属病院で医療機器開発の講師、台湾の医療機器会社の外部コンサルタント等も務めています。これからも、インプラント型神経刺激装置を用いた神経機能回復に関する研究を続けていきます。

東京大学は医療機器開発で世界トップクラスであり、先生方は産業界や海外の大学との連携に強いコネクションをお持ちです。エキサイティングなライフキャリアを求めている方は、ぜひ新領域に来てください。

落花生の研究から
いろいろな可能性が広がる

河村 汐莉(かわむら しおり)
先端生命科学専攻 修士課程

中学生の頃に野菜の栽培に興味を持ち、専門的に勉強したいと思って明治大学の農学部に進学しました。在学中に学んだ「植物病理学」について興味が広がり大学院への進学を決意。進学先を調べていくなかで「学融合」の理念を掲げる新領域は興味の幅が広い私にはぴったりだと思いました。実際に入学してみると、専門分野以外のことを学ぶチャンスが多くあり、また留学生も多く学部時代にはない貴重な体験ができています。

現在は、落花生のアレルゲンタンパク質の発現を抑制する研究をしています。植物の遺伝子の一部をウイルスに取り込み、標的となる遺伝子の発現を抑制するという研究です。

新領域で扱う分野は幅広く、横断的な学びや研究ができることは大きな魅力だと思います。進路はまだ決めていませんが、研究の道だけでなく、科学技術と社会とのつながりを促進するような取り組みにも興味が湧いてきました。いろいろな可能性を模索できることも新領域に進学してよかったと思う理由のひとつです。

チャレンジに寛容な環境で
伸び伸び研究に取り組む

中村 太一(なかむら たいち)
社会文化環境学専攻 修士課程

私は東京大学工学部建築学科から新領域へ進学しました。学部時代から参加していた佐藤淳研究室が新領域にあったためで、つまり成り行きではあったのですが、実際に新領域に入学してみると予想以上に多くのメリットを感じました。私は以前より「一つの分野の中だけでは物事を体系的に捉えられないのではないか」と漠然と感じていました。新領域には他分野の学生や先生が周りに多くおり、自分たちの活動を外側の目線で批評してもらえる環境がもっとも有益でした。

現在、金属の薄板にディンプル加工を施すことでどんな性能が得られるかについて研究しています。ほかに千葉館山の「スモールモビリティ(小さな乗り物)」の実証実験に参加するなど、将来的には地域社会に暮らす人々が幸せになれるテクノロジーを開発できればと考えています。

柏キャンパスはとても広大で、自然豊かなことが魅力です。そのおかげか、チャレンジに寛容な風土があるのが素晴らしいです。私自身もリラックスした気持ちで、伸び伸びと研究に取り組むことができています。