学術系クラウドファンディング「academist」を活用した研究支援を開始しました
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東京大学大学院新領域創成科学研究科は、2026年9月2日、東京大学内の組織として初めて、アカデミスト株式会社と連携し、学術系クラウドファンディング「academist(アカデミスト)」*を活用した研究支援を開始しました。
本研究科では、先端的な研究活動を持続的に推進していくため、多様な研究資金の確保に向けた取り組みを進めています。その一環として、研究者が自身の研究内容やその意義、研究への思いを広く社会に発信し、研究活動に必要な資金を募るとともに、研究への理解や関心を深めてもらうことを目的に、学術系クラウドファンディングを活用することとしました。
Academistは、研究者が自身の研究について社会に発信し、研究活動に必要な資金を広く募ることができる学術系クラウドファンディングサービスです。
*学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」
https://academist-cf.com/
これに伴い、本取り組みのパイロットプロジェクトとして、2名の研究者が研究プロジェクトへの支援を募ります。第一弾として、御手洗容子教授のプロジェクト「新しい軽量耐熱材料の開発で、環境にやさしい次世代航空機の未来に貢献したい!」が9月2日よりサポーターの募集を開始しました。第二弾として、松永幸大教授のプロジェクト「植物や微生物の能力を動物に取り入れた『プラニマル細胞』で、新しい生命システムをつくる」を9月中旬に公開予定です。
■ 第一弾プロジェクトの概要

研究者名:御手洗容子
所属:物質系専攻
プロジェクト名:新しい軽量耐熱材料の開発で、環境にやさしい次世代航空機の未来に貢献したい!
クラウドファンディング実施期間:2026年9月2日10時〜2026年10月29日17時
研究者コメント:
高校生の頃は「ロボットを作ってみたい」と思い、機械工学を志望していましたが、進学したのは第二希望だった金属工学科でした。そこで「材料」の世界に出会い、特にジェットエンジンのような極限環境で使われる耐熱材料に魅了されて以来、一貫して研究を続けています。華やかな航空機や発電設備の性能を、目立たない「材料」が支えている。その面白さが、研究を続ける原動力です。
今回挑戦するのは、現在主流のニッケル基超合金より軽量な、チタン系・クロム系の新しい耐熱材料の開発です。金属3Dプリンターを用いて、積層造形に適した合金組成や製造条件を探り、結晶の向きを制御することで、新材料の課題である脆さの克服を目指します。将来、航空機の軽量化や燃費向上、二酸化炭素排出量の削減につながる材料へと育てていきたいと考えています。
ご支援は、金属粉末の購入、粉末の混合や積層造形の試作、材料の組織観察・特性評価に必要な消耗品や装置利用費に活用します。新しい材料づくりには近道はありません。試して、失敗して、また挑戦する。その積み重ねを皆様と共有しながら、「材料が未来を支えている」という面白さも伝えていきたいと思っています。
URL:https://academist-cf.com/projects/431
■ 第二弾プロジェクトの概要

研究者名:松永幸大
所属:先端生命科学専攻
プロジェクト名:植物や微生物の能力を動物に取り入れた「プラニマル細胞」で、新しい生命システムをつくる
公開予定:2026年9月中旬
本研究科では、今後もacademistを活用し、研究者の研究活動を支援するとともに、多様な研究やその魅力を社会に発信していきます。

