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東京大学柏IIキャンパスにおいて「シングルセル講習会」が開催されました

投稿日:2019/09/03
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新領域創成科学研究科が推進する生命データサイエンス教育プログラム(DSTEP)の一環として行ったハンズオン講習が、東京大学柏�キャンパスで開催されました。

ハンズオンセミナーの様子(東京大学柏�キャンパスにて)

 

1細胞ごとに遺伝子発現とその制御様式について最先端の計測技術を用いてデータを取得、その情報解析を体験していただくものです。
マウスの肺組織を対象に、1万細胞について実際にデータの取得と解析を行って関連技術を習熟してもらいました。

 

全国のアカデミア、製薬会社等の民間企業から多くの応募の中から50名が参加しました。
講習会は同日柏の葉カンファレンスセンターで開催された「シングルセルゲノミクス研究会2019」のサテライトイベントとして行われ、
あわせてのべ400人を超える参加者がありました。
イベント初日には、メディカル情報生命専攻 鈴木穣教授が特別講演を行いました。

 

バイオ関連技術の急速な進展は、「肺」といった組織レベルから、それを構成する上皮細胞、間質細胞またそこに循環する血球細胞といった個別の細胞レベルでデータ収集と解析を可能としています。
実際、個々の細胞レベルでの振る舞いを理解して、抗がん剤の作用機序、遺伝病の病因病態の解明等の複雑な個体レベルの理解と制御につなげようという試みはますます加速しています。
新たなバイオメディカルの分野への関心の高まりを感じさせました。