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受賞 / 表彰

先端生命科学専攻の大前公保氏と西口智也氏が日本進化学会第24回沼津大会においてポスドク口頭発表賞最優秀賞および学生ポスター発表賞優秀賞をそれぞれ受賞

投稿日:2022/08/09 更新日:2022/08/09
  • 受賞 / 表彰

2022年8月4日~7日に静岡県沼津市で開催された日本進化学会第24回沼津大会において、東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻の大前公保氏(特任研究員)がポスドク口頭発表賞最優秀賞、西口智也氏(博士後期課程大学院生)が学生ポスター発表賞優秀賞を受賞しました。

日本進化学会 学会賞受賞者(2022年)

発表題目:
第24回大会口頭発表賞 ポスドク発表賞 最優秀賞
「網羅的対偶遺伝学:遺伝子の二者択一進化を利用した機能未知遺伝子の新規機能予測法」大前公保、西村祐貴、富永賢人、岩崎渉

大前氏の研究では、原核生物ゲノム上で起こる「遺伝子の二者択一進化」を網羅的に解析し、そのような進化が類似した機能を有する遺伝子同士で起こりやすいこと、重要な代謝を担う酵素をコードする遺伝子で起こる傾向があること、また、環境への適応の過程で引き起こされることを明らかにしました。さらに、既知遺伝子と未知遺伝子の二者択一進化を解析することで、相同性検索では機能を推測できなかったような遺伝子でも、多数、機能推定を行うことに成功しました。

第24回大会ポスター発表賞 優秀賞
「植生スペシャリストは種分化しやすいか?」西口智也、三上智之、岩崎渉

西口氏の研究では、植生スペシャリストが種分化しやすいことを予想したresource-use仮説を系統比較法を用いて大規模に検証しました。その結果、resource-use仮説が成り立たない系統も存在すること、仮説が支持されない系統では特殊化による種分化が顕著であること、また、仮説が支持されるかどうかは飛翔能力や適応放散に依存していることが示唆されました。

受賞コメント:
大前氏:原核生物ゲノムを用いた大規模な比較ゲノム解析で明らかになった「遺伝子の二者択一」というユニークな進化に関する研究成果について、日本進化学会で評価していただいたことを大変光栄に思います。受賞を励みに研究成果を投稿論文にまとめ、今後も研究に邁進してまいります。

西口氏:この度は沼津大会にて発表賞を頂くことができ大変嬉しく思います。これまで支えてくださった多くの方々に感謝しています。今後も気持ちをのせた研究ができるように、大切に過ごしていきたいと思います。

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左:西口智也氏、中央:岩崎渉教授、右:大前公保氏

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