先端生命科学専攻・統合生命科学分野の修士課程2年石田萌音氏が公益財団法人・日本メンデル協会第2回大会にて優秀発表賞を受賞
投稿日:2025/07/22
更新日:2025/07/22
- 受賞 / 表彰
受賞者:石田萌音(指導教員:松永幸大)
発表タイトル:動物培養細胞の⾷作⽤を利⽤したシアノバクテリアの取り込み・維持プロセスの細胞内動態研究
発表会場:公益財団法人・日本メンデル協会・第2回大会(6月15日, 福井商工会議所)
今回の発表では、太古の地球で起こったと考えられている「一次共生」と呼ばれる現象を、実験室の中で再現することに成功したことを報告しました。一次共生とは、光合成を行うシアノバクテリアのような細菌が、原始的な真核細胞に取り込まれ、その後「葉緑体」として進化していったとされる過程のことを指します。本研究成果は生き物の進化の理解を深めるだけでなく、環境問題や医療の分野にも役立つ可能性があり、今後の応用が期待されています。石田氏は昨年度大会に続き、2回連続の優秀発表賞の受賞となりました。
受賞コメント:
今回、優秀発表賞をいただけたことを非常に光栄に思います。日々熱心にご指導いただいております松永幸大先生をはじめ、同研究室の先輩方やスタッフの皆様の支えに心より深く感謝を申し上げます。今後も着実に研究を遂行し、成果を社会へと還元できるよう尽力いたします。