先端生命科学専攻・資源生物制御学分野の博士課程1年 石田響子さんが日本進化学会第28回大会にて最優秀口頭発表賞を受賞
投稿日:2026/09/01
- 受賞 / 表彰
東京大学大学院新領域創成科学研究科・先端生命科学専攻・資源生物制御学分野の博士課程1年 石田響子さんが、日本進化学会第28回大会(2026年 名古屋大会)において、最優秀口頭発表賞を受賞しました。
受賞者: 石田響子(指導教員:鈴木雅京 教授)
発表タイトル: マイマイガと近縁種エゾマイマイの戻し交配による雑種雄致死の分子基盤
発表会場: 日本進化学会第28大会・名古屋大会(名古屋大学 東山キャンパス)
研究の概要: マイマイガとエゾマイマイガはどちらも北海道に生息し、石狩平野を境に東側にエゾマイマイガ、西側にマイマイガが分布します。一方で、これらの雑種は雌致死や雄致死を呈する、という現象が知られていました。本研究では、両種の性決定遺伝子の違いが雑種個体において遺伝子量補償の破綻を引き起こし、その結果雄致死となることを明らかにしました。さらに野外にも同様の雑種形成がみられ、それらの雑種は実際に雄致死を呈することを突き止めました。本研究により、性決定遺伝子は個体の性別を決めるという発生学的な役割をもつだけでなく、生殖隔離をもたらす生態学的意義をもつ可能性が示唆されました。

