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松永 拓也

(まつなが たくや/講師/環境学研究系)

人間環境学専攻/複雑環境システムシミュレーション分野/計算力学

略歴

  • 2012年3月:横浜国立大学 工学部 生産工学科 卒業
  • 2013年9月:横浜国立大学 工学府 システム統合工学専攻 修士課程修了
  • 2016年3月:東京大学 大学院工学系研究科 システム創成学専攻 博士課程修了(博士(工学))
  • 2014年4月 - 2016年3月:日本学術振興会 特別研究員 DC1
  • 2016年4月 - 2019年3月:東京大学 大学院工学系研究科 システム創成学専攻 助教
  • 2019年4月 - 2020年3月:東京大学 大学院工学系研究科 システム創成学専攻 特任助教
  • 2020年4月 - 2022年3月:東京大学 大学院工学系研究科 システム創成学専攻 助教
  • 2022年4月 - 現在:東京大学 大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 講師

教育活動

工学部システム創成学科:領域プロジェクト

研究活動

粒子法を用いた数値流体解析の研究を行っています。粒子法はシミュレーション手法の一種であり、自由表面流れや物体駆動流れなどの移動境界問題に適した計算手法として注目を集めています。しかし、従来の粒子法は計算精度に課題があり、厳密さを要する解析には適さないことが指摘されてきました。この粒子法の欠点を克服するため、計算精度の改善に関する研究に取り組んできました。その結果、従来の複雑問題に対する適用性を保持したまま、高精度な解析を実現できる粒子法の作成に成功しました。現在は、この高精度粒子法を物理現象の解析や産業分野への応用に適用する研究のほか、新しい計算アルゴリズムの開発や高性能計算環境の利用による更なる技術発展を目指した取り組みを進めています。

文献

https://researchmap.jp/tmatsunaga/published_papers

将来計画

豊かで持続可能な社会の実現に貢献することを使命と考えています。産業の現場のニーズの応え、広く活用されるようなシミュレーション技術の構築を目指します。

教員からのメッセージ

講義で学んだ知識は言うまでもなく重要です。しかし定石を疑ってみることもまた大切です。そのような先入観にとらわれない柔軟な発想が画期的な研究に繋がります。自主性を尊重し、物理現象や計算科学に対する知的探究心を満たせる研究室にしたいと考えています。

ホームページのURL

http://www.multi.k.u-tokyo.ac.jp/