概要

専攻紹介

基盤科学研究系

すでに確立された科学・技術の分野を超えて新しい領域を創成し、
人類の福祉と幸福に貢献する

物質系専攻

世界に羽ばたく物質科学研究者をここから育てる

「物質」の奥底に潜む未知の機能を引き出すための研究に邁進しています。多彩な現象の機構解明と理論構築、新たなデバイスの創成、革新的な物性測定手段の確立などを通して、21世紀の基盤科学・技術の創造を目指し、物質に関する総合的・体系的な教育・研究を行う世界拠点としての役割を追求しています。

架橋点が自由に動く環動高分子材料。コーティングや防振材など、様々な分野への応用展開が進行中。

タンパク質の変性を防ぐシャペロンの分子模型

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先端エネルギー工学専攻

未来のエネルギー開拓と先端的利用に挑戦する

「エネルギー」をキーワードとした総合的な教育・研究を行っています。大型実験設備を駆使し、宇宙航空研究開発機(JAXA)、電力中央研究所(CRIEPI)、核融合科学研究所(NIFS)との連携のもと、航空宇宙工学・深宇宙探査学・先端電磁エネルギー利用・核融合エネルギー・プラズマ理工学などの分野に取り組んでいます。

電気自動車走行実験

プラズマ閉じ込め実験装置

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複雑理工学専攻

マルチスケールな複雑系科学・技術の創成を目指す

脳・アストロバイオロジー・極限物質・複雑系プラットフォームの4つのモジュールを基礎に、ナノスケールから宇宙スケールにわたる「複雑性」を研究。理学と工学を融合した新しいアプローチにより解明を進め、革新的なパラダイムを創成できる研究者・技術者を養成しています。

神経活動の可視化

触覚のある立体映像

生命科学研究系

生命科学の変容を先取りし、
その変化を主導できる人材を養成する

先端生命科学専攻

生命科学の先端分野を融合し、フロンティアを切り拓く

生命現象の素過程と連携機構を分析し、これに基づいて生命の普遍性と多様性、生命体の協調性と競合性、ならびに生命の起源と進化などを構造と機能の両面から研究しています。「先導的かつ横断的な教育研究」を共通理念とし、生命科学の問題解決に資する人材を育成するとともに、基礎から応用までを網羅する次世代生命科学の創出に邁進しています。

緑色蛍光タンパク質(GFP)で可視化したゼブラフィッシュ網膜の紫外線感受型視細胞

研究の材料・対象としている生物(左から時計回りに)クモザル、マウス、キイロショウジョウバエ、シロイヌナズナ、出芽酵母、カイコガ

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メディカル情報生命専攻

生命科学と情報科学の融合により生命医科学分野を牽引する

メディカル情報生命専攻では、細胞内の遺伝子発現制御メカニズム、タンパク質や核酸の機能から生体の維持まで、様々な生命現象を解き明かすと同時に、これらの膨大な生命現象の知見を数値化し、計算機科学的に俯瞰的・統合的に解析することにより、生命体の調和的成り立ちの仕組みを理解することを目的としています。また医療イノベーションコースでは、「倫理的・法的・社会的観点(ELSI)」から基礎研究成果を効果的に社会導出するための研究を行なっています。以上のような多彩な研究分野の融合により、最先端生命医科学分野での研究を牽引する人材育成を目指しています。

環境学研究系

多面的な環境問題にかかわる多様な要素を統合し、
社会全体として解決の道筋を示すための新たな学術構築を目指す

自然環境学専攻

自然環境と人間活動の関係を探求し、より良い環境の形成を目指す

本専攻は、大きくわけて陸域環境学と海洋環境学の2講座から構成されています。人が生活する陸域と地球表面の7割を占める海洋とは、相互に大きく関連しています。科学的なアプローチに加え、自然認識論や情報処理の領域も研究対象です。フィールド科学に基軸を置き、自然ならびに海洋環境の包括的な研究・教育の実施を通じて双方を一体的に地球スケールで捉え、地球環境を理解できる人材の養成を目指しています。

北海道演習林「経歳鶴」からの景観観察

学術研究船「新青丸」による深海生物採集

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海洋技術環境学専攻

海洋の利用と産業創出、海洋の保全と環境創造に資する人材を輩出する

海洋利用と保全に関わる技術や技術政策学の発展、海洋新産業の創出および海洋の環境創造に資する教育・研究を行っています。海洋利用システム・海洋環境創成・海洋センシング・海洋研究開発システムの各講座を設置し、高度な専門性と国際性を持って海洋関連政策の立案や産業振興、環境保全の実現に貢献できる人材を養成しています。

南極観測隊への参加

海上輸送システムのデジタルツイン

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環境システム学専攻

環境システムモデルの構築と環境調和型社会の創成を推進する

人類の活動は、常に自然界に大きな影響を与えています。当専攻では人間-自然系としての環境システムを構成する要素間の相互作用や関係性を把握し、その上で人間社会と自然のサブシステムによる環境システムモデルを構築。問題の所在の明確化と解決方法・制御の可能性を探り、環境調和型社会の設計とその実現を目指して教育・研究を行っています。

超臨界水を用いた反応実験

海洋環境調査

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人間環境学専攻

人間に寄り添う革新技術の開発

当専攻では、人の行動・感性・思考を理解し、人に寄り添い、サポートすることで、すべての人々が豊かで充実した生活を享受できる社会を実現すべく研究活動を展開しています。現代社会の問題を根本的に解決する技術革新とシステム設計を提起し、社会実証実験により評価していきます。

情報技術の高度利用

高齢者用小型モビリティ技術

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社会文化環境学専攻

ひと・建物・地域と関わり、デザインする

人文環境学・空間環境学・循環環境学の3つの基幹講座に空間情報学講座が加わった4つのグループから構成されます。建築・都市・地域・地球という各種スケールの物理的環境および人文社会的環境を対象とした分析・評価・予測・形成・管理に関する研究・教育を多面的なアプローチで推進し、環境学の様々な問題に的確に対処できる人材を育成します。

サケが問う環境と共に在る社会

デザインスタジオで制作した「羽衣構造」

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国際協力学専攻

「地球公共財の最適管理学」で世界の持続的共存共栄の実現を目指す

「開発協力」「環境・資源」「制度設計」の3クラスターを重点的な対象とし、国際社会が共通に抱える課題群に対して専門的あるいは学融合的に果敢に挑戦する志と理論に裏付けられた分析力を育む学問です。政策立案の構想力と実務能力を備えた国際協力分野の新しいミッション・リーダーや研究者の育成を目的に教育・研究を行っています。

農村でのインタビュー調査

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プログラム

サステイナビリティ学大学院プログラム

持続可能な社会を実現できる、国際的視野と実行力のある人材を育成

サステイナビリティ学大学院プログラムは、次世代以降も持続可能な社会を実現できる国際的視野と実行力を兼ね備えた人材の育成に取り組んでいます。講義・演習・セミナーはすべて英語で行われており、サステイナビリティ学の修士号と博士号の取得が可能です。在学生の半数以上が留学生で構成されている国際色豊かなプログラムです。

海外演習の様子(南アフリカ共和国)

柏の葉での実習の様子

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