メッセージ
自分からやりたいと思ったことしか続かない。主体的に研究を楽しんで、先が見えないと思えても、ちゃんと考えれば必ず未来が見えてきます。
物理の目で見ること。小学1年生からクラシックバレエを続けているのですが、バレエは物理と繋がると思うことがあります。バレエの独特な動きを力学とかで考えて、解明していくと、例え才能がなくても練習で身につくんです。突き詰めて、積み上げてきたものを人前に出して、発表する時の緊張感、逃げたくなることもあるけれど、相手の反応で次どこに向かうかが見えてくる。これ、物理もバレエも同じだなって思います。工学部を選んだきっかけも小学生の頃で、授業で学んだ環境問題を、解決できるような仕事がしたいと思ったからです。学んでみたら単純に物理は面白いと思いました。自分のアイデアがどう環境に貢献できるか、好きなことを突き詰めながら周りも良くしていける仕事が、私にとっての物理です。
物質系専攻を志す学生へ
新しい物質や機能の創出は、技術革新を通じて社会問題を解決し、私達の生活様式をガラッと変える可能性を秘めています。日々の研究では、狙った実験結果が得られず苦しい時もありますが、予想外の実験結果から新しい発見に繋がることもあります。物質系専攻には「物質」を軸とした様々な分野の研究室がありますので、周りの人たちとの対話を通じて新しい視点が得られるはずです。物質系専攻は、研究の奥深さや楽しさを味わうのにとても良い場だと思います。