分子イオニクス 鈴木康介教授研究室

Suzuki Kosuke

鈴木教授からのメッセージ

原子や分子を操り、新たな物質を生み出す感動の瞬間に立ち会う。
その挑戦が、自分だけの強みとなり、未来を切り拓く鍵になる。

新しいものができたり、変化が見える瞬間に立ち会えることに感動を覚え、学生時代から化学に熱中していました。東京大学進学後は、教養課程で様々な講義を受けながら化学への興味を再認識。有機材料の開発に出会い研究室に進みました。ただ、修士を卒業した後は企業に行くつもりで内定もいただいていましたが、今後世界を相手に研究者として活躍するためには博士号がないとテーブルにもつかせてもらえないと聞き、また自分のやりたい研究を続けたいという思いも強くなり内定を辞退し、博士課程に進むことに。博士をとる過程で無機材料と出会い、原子レベルでの材料設計の難しさに衝撃を受けて、今研究に取り組んでいます。有機分野も無機材料も体験しているため、分子レベルでデザインできるというのは自分たちの強みであり、これまで出会った先生方がきっかけを作ってくださったと思っています。学生のうちは失敗をしてみることも大事な経験であり、そこから成功につなげてもらいたいです。みんなが同じような進路をたどるよりは、研究を通して自分にしかない強みを見つけてほしいと思ってます。

キーワード

無機-有機複合物質 / 分子合成 / 分子イオニクス / エネルギー変換

プロフィール

2005年 東京大学工学部応用化学科 卒業
2010年 東京大学大学院工学系研究科 博士課程修了、博士(工学)
2010年 東京大学大学院工学系研究科 助教
2018年 東京大学大学院工学系研究科 講師
2019年 東京大学大学院工学系研究科 准教授
2025年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻 教授

277-8561
千葉県柏市柏の葉5-1-5
東京大学大学院新領域創成科学研究科
物質系専攻
鈴木康介教授研究室

04-7136-3786
suzuki@edu.k.u-tokyo.ac.jp

物質系専攻の目標

物質系専攻の目標は、未開拓な自由度を操ることができる舞台=“新物質”を開拓すること、その舞台から生み出される未知の現象を探索して優れた機能を引き出すこと、 また、その機構を解明すること、そして、それらの現象・機能の応用分野を開拓することで人類社会の発展に貢献することにあります。

物質系専攻

〒277-8561
千葉県柏市柏の葉5-1-5
東京大学柏キャンパス
新領域創成科学研究科
Mail:ams-office(at)ams.k.u-tokyo.ac.jp
(at) を @ にしてください。