過去の開催一覧|

2023年度第8回学融合セミナー

講義:
2024年1月17日 16:50~18:35
場所:
オンライン開催
米田 穣 教授

縄文集落をめぐるヒトと動植物の共進化:文化ニッチ構築の考古学

米田 穣 教授

日本列島では、本格的な食料生産が約3千年前の弥生時代に始まった。しかし、最近の研究では縄文時代に植物栽培の可能性が示されている。興味深いことに、このころ世界各地で同時多発的に栽培化の証拠が現れる。農耕は一回限りの発明ではなく、ヒトと動植物の共進化として各地で発展した。縄文時代の証拠からヒトと動植物の共進化を読み解き、ヒトの生態学的特異性を検討する。

原田 尚美 教授

もう1つのCO2問題

原田 尚美 教授

地球温暖化の元凶であるCO2。海洋に溶けると海水のpHを酸性方向に変化させる「海洋酸性化」が懸念されている。これは海洋特有の問題として「もう1つのCO2問題」と言われる。講義では海洋生物への影響を含めてこの実態に迫る。

田辺 博士 准教授

核融合エネルギー研究開発分野における実用炉フェーズを見据えた研究開発の動向

田辺 博士 准教授

核融合エネルギー開発研究の分野では、近年国際熱核融合炉ITER建設開始等の国際連携が進行する一方、実用化世代を見据えた核融合ベンチャーの参画が始まり注目を集めている。核融合研究は現在どこまで到達し、大学や民間企業では次の一手としてどのような研究開発が進められているのか、専門外の方にもわかりやすいよう業界動向の概要紹介を行う。