複雑理工学専攻 基盤棟
東京大学 大学院新領域創成科学研究科

複雑理工学専攻

理学と工学を融合した今までにないアプローチによって「複雑性」を解明し、
新しいパラダイムを創成できる研究者・技術者を養成します。

研究分野 詳細を見る →

複雑系プラットフォーム

複雑現象を理解するための処理を、対象のスケールに依存しない形で実現する複雑系科学研究を進めています。特に、現象の理解のためのモデリング、シミュレーションや計測データから重要な特徴を抽出する解析、得られたデータから有用な知見を発見する機械学習という3つの柱に基づき、各モジュールと協力して複雑系科学研究の拠点づくりを進めています。

脳・バイオモジュール

脳・生体計測、バイオイメージング、分子機能解析等の実験的アプローチにより、脳機能発現の解析を分子一細胞一回路一システムの各レベルにおいて推進するとともに、制御理論、統計力学、非線形動力学等の理論的アプローチにより、脳の情報処理や生体メカニズムの基礎理論の構築と、それらを活用する知覚・認識デバイスや人間支援システムの開発を目指します。

アストロバイオロジーモジュール

宇宙において地球生命は唯一の存在なのか普遍的存在の一つなのかという根元的問題に答えるため、地球や惑星の大気進化や環境進化、地球環境と生命の共進化、地球や惑星の磁気圏・プラズマ圏で生じる現象などの問題に総合的に取り組みます。生命誕生期の地球の姿およびその後40億年の生命圏の進化を支えた水惑星の表層環境システムの解明を目指します。

極限物質モジュール

極低温の固体から超高温のプラズマまでの極限状態物質の複雑現象の解明およびその応用を目指します。固体の表面・界面や内部で生じる複雑現象を微視的な立場から理解し、新たな機能をもつ物質の開発を目指すナノサブモジュールと、球状トカマク装置を用い、高温・高ベータプラズマの物理研究・核融合開発研究を行うプラズマサブモジュールから構成されます。

Topics