久田俊明教授・杉浦清了教授・渡邉浩志講師・鷲尾巧研究員・岡田純一特任講師が文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)を受賞

2008.4.15
久田俊明教授・杉浦清了教授・渡邉浩志講師・鷲尾巧研究員・岡田純一特任講師が文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)を受賞されました。

環境学系・人間環境学専攻の久田俊明教授・杉浦清了教授・渡邉浩志講師・鷲尾巧研究員・岡田純一特任講師は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を表彰する科学技術分野の文部科学大臣表彰の平成20年度受賞者に選ばれました。科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術賞(開発部門、研究部門、科学技術振興部門、技術部門、理解増進部門)、若手科学者賞、創意工夫功労者賞、創意工夫育成功労学校賞の区分があり、久田教授らは科学技術賞(研究部門)を受賞されました。表彰式は、平成20年度(第49回)科学技術週間特別行事の一環として、4月15日(火曜日)12時より虎ノ門パストラルにて行われました。 受賞の対象となったのは「マルチスケール マルチフィジックス心臓シミュレータの研究」です。以下は、文部科学省によるプレスリリースURLならびに受賞理由(業績概要)です。
  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/03/08030609.htm

業績
 ポストゲノム時代を迎え分子から細胞、組織、臓器、個体にいたる多階層の生命現象を相互作用を含めて計算機シミュレーション(in silico実験)によってモデル論的に再構成し解析する研究領域が重要となってきたが、そのために必要なマルチスケール解析、マルチフィジックス連成解析技術およびそのための大量の計算を処理する技術は完成していなかった。
  本研究は流体構造連成解析、マルチスケール解析など受賞者が国際的に優位に立つ計算科学技術をさらに高度化し生命現象へ応用することで、分子レベルから血液拍出までを一貫してシミュレートできる心臓シミュレータの開発に世界で初めて成功した。
  本研究により分子レベルの異常と心電図、心臓超音波といった臨床検査データの変化との直接の関係を明らかにすることが可能となりバーチャル診断・治療を通じたテーラーメード医療実現への道が拓かれた。既に植込型除細動器の設計に応用され画期的な電極の開発に結びついている。
  本成果は臨床および基礎医学の有用なツールとして国民の健康増進に役立つばかりでなく、創薬への応用また計算科学、計算機科学の進歩を通じて産業界の発展にも寄与することが期待される。

本件問い合わせ先:渡邉 nabe@sml.k.u-tokyo.ac.jp

 

 

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