東京大学大学院新領域創成科学研究科PROSPECTUS
緒言
研究科紹介
研究科長挨拶
研究科がめざすもの
教員紹介
授業科目表
基盤科学研究系
物質系専攻
先端エネルギー工学専攻
複雑理工学専攻
生命科学研究系
先端生命科学専攻
メディカル情報生命専攻
環境学研究系
自然環境学専攻
海洋技術環境学専攻
環境システム学専攻
人間環境学専攻
社会文化環境学専攻
国際協力学専攻
サステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム
研究科附属施設
生涯スポーツ健康科学研究センター
オーミクス情報センター
バイオイメージングセンター
ファンクショナルプロテオミクスセンター
革新複合材学術研究センター
研究科附属施設 革新複合材学術研究センター  
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革新複合材学術研究センター(東大-JAXA連携)(TJCC)
 日本は現在、炭素繊維の世界生産の約7割を占めており、炭素繊維強化プラスチック複合材(CFRP)の航空宇宙分野への適用を目指した、設計・成形・製造研究開発の技術力という視点からは、日本が国際的にも一歩リードしています。たとえば、約40年ぶりの国産民間旅客機(MRJ)へのCFRP構造の適用、Boeing 787用CFRP部材の開発・製造の主要な部分を担当する等、が良い例です。しかし、その重要性から、欧米では近年、先進複合材料分野の産官学の研究・開発に積極的に投資し始めており、また中国等のアジア諸国も取り組み始めており、日本の優位性にも影が差し始めています。
 これまでの日本の優位性は、優れた基礎技術を有する産業界が、大学・研究機関(JAXA等)との研究協力も行いつつ構築してきたものですが、更なる日本のCFRP生産技術の差別化・高付加価値化、製造性向上が重要であることは、産官学で共通に認識されています。
 そこで、航空宇宙用複合材料研究で世界トップレベルに位置する、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻とJAXA研究開発本部複合材グループ(本研究科JAXA連携講座客員教授を含む)の人的資源、設備資源をフルに活用した、革新複合材学術研究センター(東大-JAXA連携)(通称TJCC)を発足させることといたしました。産学官協働によるネットワーク・リソースの相互活用による研究開発体制の効率化・高度化、シーズとニーズを踏まえた研究テーマの選定等により先進繊維強化複合材料・構造技術の革新的展開を目指しています。また、他大学教員・産業界研究員の参加も可能とし、オールジャパン体制を構築し、国内外への情報発信の拠点としての役割を担います。具体的には、次の3つの学術研究・開発を行います。
  1. 世界トップの次世代複合材料の創出
  2. 知能化・低コスト製造技術の研究
  3. 適用先拡大による軽量長寿命化・低炭素化技術

 とくに、学術的な優位性を持つ、先進可視化技術と計算科学を駆使して、複合材構造のものづくり技術を発展させ、強固な学術基盤に裏打ちされた、試行錯誤に依存しない日本独自の研究開発の『知的モものづくり科学』の構築を実行していきます(図1)。これにより、航空宇宙産業の産業力強化(CFRPの航空宇宙機の機体、エンジンへの適用拡大)、低炭素化社会への実現(航空宇宙機、自動車、船舶、風車等の軽量化)、安全・安心社会の実現の達成を目指します。
 具体的には、産業界の要求に合致し、かつ学術的なフロンティアとなりえるテーマである、(1)成形・硬化、(2)加工・強度評価、(3)保守・管理(ライフサイクリングモニタリング)、に取り組んでいきます。

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図1 先進可視化技術と計算科学を駆使した「複合材構造の知的生産(ものづくり)科学」の構築

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図2 「複合材構造の知的生産(ものづくり)科学」への取り組み
(1)成形・硬化、(2)加工・強度評価、(3)保守・管理(ライフサイクリングモニタリング)

現在進行中の産官学研究プロジェクトは以下の通りです。
(a)光ファイバセンサ利用航空機複合材構造ヘルスモニタリング((一財)素形材センター/METI「次世代構造部材創製・加工技術開発(次世代複合材及び軽金属構造部材創製・加工技術開発)」)
(b)成形プロセス・ライフサイクルモニタリングによる品質保証技術-内閣府 SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)〔革新的構造材料〕「航空機用高生産性革新PMCの製造・品質保証技術の開発」

教員紹介
武田 展雄
水口 周

小笠原 俊夫

浜本 章
客員連携研究員(他大学教員) 
黄木 景二
武田 真一
矢代 茂樹

岡部 朋永
高坂 達郎
吉村 彰記

荻原 慎二
中谷 隼人
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