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古川 洋一 ふるかわ よういち/教授/生命科学研究系
メディカル情報生命専攻/臨床ゲノム腫瘍学分野/がん 分子遺伝学
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/furukawa/index.html

略歴
1987年3月東京大学医学部部医学科卒業
1992年7月癌研究会研究所生化学部研究生
1996年1月WHO国際癌研究機構留学
1999年2月東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター助手
2001年5月同助教授
2004年3月東京大学医科学研究所研究拠点形成特任教授
2007年4月より現職
教育活動
大学院:病因・病理学、ゲノムサイエンス
医科学研究所附属病院:ゲノム医学、遺伝カウンセリング学
研究活動
1.肝癌発生に関わるあらたな腫瘍抑制遺伝子AXIN1の解析(1999〜2001): 肝癌の発生に Wntシグナル伝達に関わるAXIN1の遺伝子異常が関与していることを世界で初 めて発見した(文献1)。
2.大腸癌、肝癌、胃癌、胆管癌に関与する遺伝子の網羅的解析(2000〜2007 ):マイクロアレイを用いた網羅的遺伝子発現解析により、これらの癌で発現変動する遺 伝子群を同定した(文献2-4)。
3.癌化に関与するヒストンメチルトランスフェラーゼSMYD3の機能解析(2004 〜 ):大腸癌、肝癌で発現上昇する遺伝子SMYD3がヒストンメチルトランスフェ ラーゼであることを発見し、その機能を解析している(文献5)。
[文献]
1) Satoh S, Daigo Y, Furukawa Y, Kato T, Miwa N, Nishiwaki T, Kawasoe T, Ishiguro H, Fujita M, Tokino T, Sasaki Y, Imaoka S, Murata M, Shimano T, Yamaoka Y, & Nakamura Y. AXIN1 mutations in hepatocellular carcinomas, and growth suppression in cancer cells by virus-mediated transfer of AXIN1. Nature Genet 24(3): 245-250, 2000.
2)Okabe H, Satoh S, Kato T, Kitahara O, Yanagawa R, Yamaoka Y, Tsunoda T, Furukawa Y, & Nakamura Y. Genome-wide analysis of gene expression in human hepatocellular carcinomas using cDNA microarray ; Identification of genes involved in viral carcinogenesis and tumor progression. Cancer Res 61(5): 2129-2137, 2001.
3) Lin Y-M, Furukawa Y, Tsunoda T, Yue C-T, Yang K-C, & Nakamura Y. Molecular diagnosis of colorectal tumors by expression profiles of 50 genes expressed differentially in adenomas and carcinomas. Oncogene 21: 4120-4128, 2002.
4) Hasegawa S, Furukawa Y, Li M, Satoh S, Kato T, Watanabe T, Katagiri T, Tsunoda T, Yamaoka Y, & Nakamura Y. Genome-wide analysis of gene expression in intestinal-type gastric cancers using a complementary DNA microarray representing 23,040 genes. Cancer Res 62: 7012-7017, 2002.
5) Hamamoto R, Furukawa Y, Morita M, Iimura Y, Silva FP, Li M, Yagyu R, & Nakamura Y. SMYD3 encodes a histone methyltransferase involved in the proliferation of cancer cells. Nature Cell Biol 6(8): 731-740, 2004.
その他
アメリカ癌学会、日本癌学会、日本人類遺伝学会、分子標的治療学会、日本外科学会、大腸肛門病学会。
日本癌学会評議員。
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将来計画
基礎研究から臨床応用まで広い研究領域において、がん患者の治療と診断・予防に役立つ成果をあげるとともに、次世代に活躍できる研究者を育てたい。
教員からのメッセージ
人生は一度。そして若い人達には多くのチャンスがあります。自分の夢に向かって努力する人には、神様がすばらしい宝物を与えてくれるかもしれません。楽をして多くを求める人には、それ相応のものしか与えないでしょう。毎日毎日が一歩一歩の足跡を残しますが、研究者には新たな発見というご褒美があり、それを論文として残すことで、何十年何百年もの風雪に耐えて残る輝かしい足跡を残すことができます。さあ皆さん、あなたの人生を研究に賭けてみましょう。100年後にあなたの子孫が、あなたの論文を読んで誇りに思う日がくるように。
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