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金田 康正 かなだ やすまさ/教授/基盤科学研究系
基盤情報学専攻/高性能・分散コンピューティング協力講座/高性能計算基盤学分野
http://www.super-computing.org/

略歴
1973年3月 東北大学理学部物理第二学科卒業1978年3月 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了(理学博士)1978年4月 名古屋大学プラズマ研究所附属電子計算機センター助手1981年5月 東京大学大型計算機センター助教授1981年7月〜1984年3月 名古屋大学プラズマ研究所客員助教授1984年6月〜1985年8月 英国ケンブリッジ大学計算機研究所客員研究員1989年4月〜1990年3月 広島大学核融合理論研究センター客員研究員1990年4月〜1992年3月 名古屋大学プラズマ研究所客員助教授1997年4月 東京大学大型計算機センター教授1999年4月 東京大学情報基盤センター教授(改組による)
教育活動
大学院:情報システム論、並列数値処理論
研究活動
 計算機を便利な研究の道具ととらえ、計算機の能力を研究の各分野にどのように生かすのか、また現有の計算機の処理速度はどの様に向上させ得るのか、今までにはない使い方は、新しい使い方をする為に欠けていることは、使いやすくするにはどのような点に注意すべきか、といった事柄を研究テーマとして研究を行っています。研究で使用できる計算機として情報基盤センターが保有している44 ノードのベクトル並列方式のスーパーコンピューター HITACHI SR11000/J1(5350.4 GFlops、5632 GB。このマシンは2007年3月までに128ノード、3倍以上の総合演算性能、3倍の主記憶容量を持つ HITACHI SR11000/J2 にレベルアップ予定)、2001 年 4 月からサービス開始した1152 PEの超並列型スーパーコンピューター HITACHI SR8000/MPP(2073.6 GFlops、2304 GB。このマシンは2007年3月末までに撤去の予定)、8 CPUの SMP 構成の 5 機種の並列計算機、最大で16ノードからなる PC クラスター(Pentium III、Pentium 4、Athlon)があります。1)並列アルゴリズムによる数値計算・整数計算の高速化に関する研究 ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の応用、特に超並列型計算機によるHPCの応用として、固有値問題、連立一次方程式の解法、高速フーリエ変換、高速擬似乱数発生、メルセンヌ素数の探索、円周率多倍長計算、大規模整数の高速素因数分解、暗号の復号化また高速ソーティング等を例として取り上げ、計算アルゴリズム、高能率プログラミング、計算機アーキテクチュアー、ソフトウェアーアーキテクチュアー、HPC用コンパイラー、大規模計算向け高性能ソフトウェア開発システム等に関する研究を行っています。この研究成果の一例が、80年代始めからの円周率計算桁数世界一の一連の記録樹立です。これらの研究テーマ実施の為に、13 種類のプロセッサー(Alpha、Power3、Power4、Sparc、MIPS、Itanium、Pentium、Pentium Pro、Pentium II、Pentium III、Pentium 4、Athlon, HP-PA RISC)で動くマシンを用意しています。2)仮想 WS システムに関する研究 仮想 WS システムと呼んでいる計算機システムに関しての研究です。具体的には、各種アーキテクチャーを有するマシンをシームレスに使える様にするための基礎研究を行います。3)研究の研究 論文の引用頻度の調査に基づく「研究の社会学」に関する研究です。各種統計処理手法の実施において、高性能計算手法が鍵となります。4)計算機代数に関する研究 C 言語で書かれた非常に高速の LISP 処理系を各種の UNIX への移植を試みることによる、ポータビリティー並びに性能が高い並列 LISP 処理系に関する研究です。この LISP 処理系を利用した、各社が発売しているワークステーションの性能評価並びに、各種計算機の性能評価手法の研究をまずは行います。その後、計算機代数あるいは記号処理に関する各種高速アルゴリズムやプロトタイプシステム作成の研究を行います。
[文献]
1) H. Kuroda, T. Katagiri and Y. Kanada : LNCS 2281, Springer, 628 - 639, 2002.2) T. Katagiri and Y. Kanada : Parallel Computing, 27, 1831 - 1845, 2001. 3) 後保範、金田康正、高橋大介:情報処理学会論文誌、Vol. 41 No. 6、1811-1819、2000。
その他
所属学会:日本情報処理学会、米国ACM学会、日本プラズマ・核融合学会、日本応用数理学会、米国SIAM、電子情報通信学会各種委員会:独立行政法人国立環境研究所スーパーコンピュータ関連研究ステアリンググループ委員、大阪大学サイバーメディアセンター運営協議会委員、京都大学学術情報メディアセンター全国共同利用運営委員会委員
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将来計画
 基盤情報学専攻では、高性能計算機パワーを必要とする各種研究分野が抱えている各種の重要な問題を、研究成果に裏付けされたHPC利用技術を利用することで、研究の最先端をさらに押し進める事を目標に、教育・研究を行う予定です。
教員からのメッセージ
 当研究室のこれまでの構成員は理学系研究科出身が多く、学生の自主性を重んじた研究室の運営を行って来ています。その事から前記以外の研究テーマも大歓迎しますが、計算機そのものに興味を持っていることは必須です。計算機は使わなければ意味はありません。計算機資源がワークステーションから、1152 PEの超並列型スーパーコンピューターまで各種計算機リソースを豊富に使えることから、広く計算機を使うことに関する研究一般に熱意を持ち、博士課程への進学を考えている方にとって、研究成果をあげやすい研究室です。尚修士論文・博士論文は英語での記述を求めています。
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