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清野 宏 きよの ひろし/教授/生命科学研究系
メディカル情報生命専攻/炎症免疫学分野/粘膜免疫、アレルギー、ワクチン
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/EnMen/index_j.html

略歴

1977年 日本大学歯学部歯学科卒業
1983年 アラバマ大学バーミングハム校メディカルセンター医学系大学院 博士課程修了
1984年 アラバマ大学バーミングハム校メディカルセンター 研究・臨床助教授
1986年 マックスプランク生物学研究所 上級研究員
1989年 アラバマ大学バーミングハム校メディカルセンター 准教授
1991年 アラバマ大学バーミングハム校メディカルセンター 教授
1994年 大阪大学微生物病研究所 教授
2002年 大阪大学微生物病研究所実験動物施設 施設長
2003年 東京大学医科学研究所 教授
2005年 東京大学医科学研究所感染・免疫部門 部門長
2007年 東京大学医科学研究所 副所長

教育活動
大学院:生体防御システム学

研究活動
米国アラバマ大学バーミングハム校での学生時代から現在まで一貫して、粘膜免疫学の学問体系確立とその理論的背景確立に向けた粘膜免疫機構の基礎的解明、さらにはその臨床応用を目指した粘膜ワクチン、粘膜アジュバント、粘膜免疫療法の開発に関する研究を推進しています。現在は農学生命科学の技術を取り入れ、植物外来遺伝子発現系を応用した冷蔵保存不要・注射針不要なコメ型経口ワクチンの開発を進めています。またワクチンに限らず、粘膜疾患に対する免疫療法のツールとしてのコメ型経口医薬品の開発にも取り組んでいます。さらには腸内環境因子(腸内細菌や食餌性成分)による腸管免疫制御機構の解明を細菌ゲノム解析技術や食品科学、イメージング技術との融合研究として行っています。これらの知見をもとに、マウス食物アレルギーモデルや炎症性腸疾患モデルを用いて、腸管免疫恒常性維持機構の解明を行うと共に、病態細胞を標的とした新規予防・治療法の開発を進めています。

[文献]

1) Fujihashi K et al, Trends Immunol (2009, in press)
2) Takahashi I et al, Curr Opin Immunol (2009, in press)
3) Kunisawa J et al, Trends Immunol (2008)
4) Kunisawa J et al, Blood (2008)
5) Nochi T et al, J Exp Med (2007)
6) Fukuyama S et al, Immunity (2007)
7) Kunisawa J et al, J Exp Med (2007)
8) McGhee JR et al, Trends Immunol (2007)
9) Kunisawa J et al, Immunol Rev (2007)
10) Nochi T et al, PNAS (2007)
11) Kunisawa J et al, Blood (2007)
12) Takagi H et al, PNAS (2005)
13) Kai Y et al, Gastroenterology (2005)
14) Jang MH et al, PNAS (2004)
15) Kiyono H et al, Nat Rev Immunol (2004)
16) Fukuyama S et al, Immunity (2002)
17) Kweon MN et al, J Clin Invest (2002)
18) Fujihashi K et al, PNAS (2001)
19) Kweon MN et al, J Clin Invest (2000)
その他

米国歯科医師国家試験委員(1988−1993)、米国NIH科学研究費審査委員(1992−1997)、日本学術振興会科学研究費審査委員(2005年−2006年)、厚生労働省ワクチン研究開発ワーキング・グループ(2005年−2006年)、文部科学省タンパク3000プロジェクト食品委員会(2006年−現在)、日本学術会議連携会員(2006年−現在)、医科学研究所副所長(2007年−現在)、日本免疫学会理事(2005年―現在)、国際粘膜免疫学会理事長(2005−2007年)、国際粘膜免疫学会理事(2003年―現在)、日本ワクチン学会理事(2003年−現在)等。
受賞歴:米国NIH New Investigator Award(1984年)、Research Career Development Award(1988年)、第51回野口英世記念医学賞(2007年)、日本ワクチン学会高橋賞(2007年)

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将来計画
粘膜免疫のユニーク性を解明し、粘膜免疫学の確立を進めていきたいと思います。またこれらの基礎的学術情報を基盤に、安全で有効な粘膜ワクチン、粘膜免疫療法の開発を行っていく予定です。

教員からのメッセージ
我々とともに粘膜免疫学の神秘に触れてみたいと思われる方は、いつでも医科学研究所にいらしてください。



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