新領域創成科学研究科 物質系専攻【東京大学大学院】Department of Advanced Materials Science, School of Frontier Sciences, The University of Tokyo

研究室紹介

辛 埴 教授 研究室

物質科学協力講座 (物性研究所) [極限コヒーレント光科学] 

辛 埴 教授 研究室

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常に「世界一」、「世界で唯一」を目指してください。
まだ始まったばかりの研究分野もあります。
これからますます面白くなっていく研究をしていきましょう。

私がこの研究に進もうと思ったのは、今から30年以上前になります。当時は、その言葉自体誰も知らなかった「シンクロトロン放射光」や「軟X線」が、これほど盛んになるとは思ってもいませんでした。大学院を選ぶときに、先輩が「この研究はこれから流行る分野で絶対に面白くなる」と勧めてくれたことが、それからの自分の人生を変えたひと言でした。

光電子分光は物質中の電子を直接取り出して観測する実験方法です。他の実験方法では不可能だったことが、光電子分光では可能になり、真空紫外・軟X線レーザーの単色性を生かして世界で最高分解能を達成しています。そして、高分解能光電子だけではなく、レーザーのパルス性を用いた時間分解測定や、コヒーレンスを用いた顕微分光は、まだ始まったばかり。これからどんどん面白くなる研究分野です。

物質系専攻を志す学生へ

他人がやっていることと同じ研究をやっていてはダメです。常に「世界一」か、「世界で唯一」を目指してください。

辛  埴 教授 顔写真

プロフィール

辛 埴 教授 [Professor Shik Shin]

  • 1977年 東京大学理学部物理学科卒
  • 1983年 東京大学理学系研究科博士課程退学
  •  同年 学術振興会奨励研究員
  •  同年 東北大学科学計測研究所助手
  • 1989年 東北大学科学計測研究所助教授
  • 1991年 東京大学物性研究所助教授
  • 2001年 東京大学物性研究所教授

研究室紹介動画及び入試説明会動画

研究室紹介動画 辛教授 サムネイル

辛教授 研究室紹介動画

平成27年度入試説明会 辛教授 研究室 サムネイル

平成27年度入試説明会 辛教授 研究室

研究紹介

研究室の様子

光電子分光は、物質に軟X線を照射し、放射される光電子のエネルギーと運動量を測定する分光実験である。例えば、電子物性にとって重要なフェルミ面の電子状態を知ることができる極めて有力な方法である。もし、分解能が限りなく上がれば、物性を決定する電子の持つエネルギー、運動量、スピン等の全ての物理量を知ることができる完全実験である。しかし、現状の実験技術では、十分な分解能が得られていない。

近年、レーザー技術の進歩は著しく、それを利用した物性研究に新しい革命が起きている。本研究室では、レーザーと光電子科学の両者を結びつけた新しい光科学を目指している。特に、その中で特に重要と思われる究極のエネルギー分解、時間分解、空間分解を可能にする3つの分野で、世界最高の性能とそれを用いた新しい物性研究を行っている。

辛  埴 教授 研究

先輩からのメッセージ

大田 由一 さん

大田 由一 さん [Yoshikazu Ota]

辛埴先生は、学生の自主性を大事にしている先生です。私たち学生がやりたいと思う研究に対して、自由に実験を行う機会を与えてくれます。もちろん、的確なアドバイスと軌道修正があって、学生は自由に出来るのだと思います。最先端であり、オンリーワンである私たちの研究は、これからどんどん発展して、きっと面白い研究成果が待っていることでしょう。

辛研究室は、学生・スタッフが多く、明るい研究室です。キャンパス・研究所のソフトボール大会では優勝したこともあり、イベントではムードメーカーになっています。残念ながらスポーツ推薦はありませんが(笑)

物質系専攻を志す方へ

言われたことをやっているだけではなく、積極的に新しいことに挑戦できる学生を目指してください。

辛 埴 教授 研究室 集合写真