新領域創成科学研究科 物質系専攻【東京大学大学院】Department of Advanced Materials Science, School of Frontier Sciences, The University of Tokyo

研究室紹介

有馬 孝尚 教授・徳永 祐介 准教授 研究室

物性・光科学講座 [強相関物性学]

有馬 孝尚 教授 研究室

研究室へのお問い合わせ

研究室ホームページ
TEL : 04-7136-3805(有馬)、TEL : 04-7136-3770(徳永)、FAX : 04-7136-3811(有馬・徳永)
e-mail: arima@k.u-tokyo.ac.jp(有馬)、 e-mail: y-tokunaga@k.u-tokyo.ac.jp(徳永)


人類の未来に貢献できる研究を。
さまざまな夢が広がる新しい物質機能を実現しましょう。

中学生の頃、天気に関することが大好きで、毎日欠かさず、NHKラジオ第2で気象通報という番組を聞いていました。数年間、日本および東アジア各地の気圧と天気と気温を聞きとって、天気図を描き続けました。高校生の頃は、将来、気象庁に入ろうと思っていましたし、気象台に見学にも行きました。

大学に入ってからは物理工学の道に進みました。気象学が物理学の一分野であるということもあって、自然と物理学にも興味がわいたのです。物理工学の中で物性科学という今の研究分野に進んだ理由は、物質の設計、試料の作成、測定系の構築、物質機能の測定、測定データの解析といった一連の研究のすべてを自分で行うことができる楽しさを感じたからです。今行っている研究が進展すれば、エネルギー消費の少ない電子素子や、これまでにない光素子が、実現できる可能性があります。

物質系専攻を志す学生へ

物質科学の大きな目標は、さまざまな夢の広がる新しい物質機能の開発にあります。物質系専攻で行われている最先端の物質科学研究を実体験することは、将来、必ず役に立つはずです。

有馬  孝尚 教授  顔写真

プロフィール

有馬孝尚 教授 [Professor Taka-hisa Arima]

  • 1986年 東京大学工学部物理工学科卒業
  • 1988年 東京大学大学院工学系研究科物理工学修士課程修了
  • 1988年 東レ株式会社
  • 1990年 東京大学大学院理学系研究科物理学博士課程(中途退学)
  • 1991年 東京大学理学部助手
  • 1995年 東京大学大学院工学系研究科助手
  • 1995年 筑波大学物質工学系助教授
  • 2004年 東北大学多元物質科学研究所教授を経て2011年4月より現職

徳永祐介 准教授  顔写真

プロフィール

徳永祐介 准教授 [Associate Professor Yusuke Tokunaga]

  • 2000年 東京大学工学部物理工学科 卒業
  • 2005年 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 博士課程修了 博士(工学)
  • 2005年 科学技術振興機構 ERATO十倉スピン超構造プロジェクト 研究員
  • 2007年 科学技術振興機構 ERATO十倉マルチフェロイックスプロジェクト 研究員
  • 2011年 理化学研究所 基幹研究所 基幹研究所研究員
  • 2013年 理化学研究所 創発物性科学研究センター 上級研究員を経て2014年12月より現職

研究室紹介動画及び入試説明会動画

研究室紹介動画 有馬教授・徳永准教授 サムネイル

有馬教授・徳永准教授 研究室紹介動画

平成30年度入試説明会 有馬教授・徳永准教授 研究室 サムネイル

平成30年度入試説明会 有馬教授・徳永准教授 研究室

研究紹介

研究室の様子

本研究室では、新奇な機能を示す固体材料の設計・開発とその物性の実験的研究を行っています。

  • 磁場によって電気分極が変化する物質
  • 磁場によって物質の形状が変化する物質
  • 電場によって磁性が変化する物質
  • 電場によって偏光特性が変化する物質
  • 表と裏で光の吸収・屈折率が異なる物質

などです。実は、これらはすべて、強相関固体の持つ時間反転対称性と空間に関する対称性の複合的な破れに関連しています。研究手法としては、実験室で通常行う実験のほかに、世界一の性能を誇るSPring-8やJ-PARCにおいて量子ビーム(放射光・中性子)を使った実験を活発に行っています。

先輩からのメッセージ

豊田 新悟 さん

豊田 新悟 さん [Shingo Toyoda]

有馬孝尚先生は、いつも元気で明るい先生で、楽しんで物理に取り組んでいる姿を尊敬しています。研究室の雰囲気は、いつも和気あいあいとして、体育という名のもとに毎週テニスが行われています(笑)

そして、私たちが取り組んでいる研究は、例えば超伝導であれば、MRIやリニアモーターカーといったものに応用されています。これを室温で引き起こすことが出来ればロスなしの送電が可能になりエネルギー事情を一変させると言われています。また磁気浮上のように通常考えたらあり得ないような現象を見つけることが出来るのも物質科学の魅力だと思います。

物質系専攻を志す方へ

研究室の様子

物質科学は物理学的に面白いだけでなく、社会に大きなインパクトを与えるポテンシャルを持っています。また数ある物質群のなかから価値ある機能を探し出す宝探しのような面白さもあります。