新領域創成科学研究科 物質系専攻【東京大学大学院】Department of Advanced Materials Science, School of Frontier Sciences, The University of Tokyo

物質系専攻とは

物質系専攻とは

本専攻は1999年4月に東京大学新領域創成科学研究科に新設された、物性研究所、理学部、工学部などの物質・物性関連教官を融合した21世紀型の新大学院専攻である。本専攻は研究科と物性研究所が協力して作り上げ、世界最強・最大の物性センターとしての役割を追求している。そこには物性を目指す多くの教官が集い、学生とともに研究を行い、また、総合的・系統的な幅広い物性教育を行い、物性研究の真のプロを育成する、若い息吹に満ちた専攻である。

物質専攻イメージ写真我々が相手にしている“物質”とは、原子核と複数の電子から作られる原子というナノスケールの構成要素が1023という天文学的な数にわたって集合して形成された超多体系である。これまでに、様々な物質やそれが示す多様な現象が理解され、それらを応用するための学問が構築されてきた。しかし、我々が現状で扱うことができている自由度は、超多体系が持つ天文学的な自由度のごく一部に過ぎない。この未開拓な自由度を開拓して、新しい現象の探索、新しい概念の構築を行い、さらに、それらの応用分野を開発することが、本専攻の目標である。この目標を達成するために、下記の2つのアプローチを行っている。

物質専攻イメージ写真

一つは、巨視的な現象の観測からナノスケールでの出来事を予想するだけではなく、直接ナノスケールでの現象を観測し、制御することである。高分解能電子顕微鏡群、走査トンネル顕微鏡群、シンクロトロン放射光・中性子線などの強力な量子ビーム群、スーパーコンピューターによる第一原理シミュレーション等のハイテクノロジーの開発と応用を行っている。

もう一つは、超強磁場・超高圧・超低温・超短パルスレーザー等の極限状態やプラズマや超急冷等の非平衡状態を利用して、強電子相関等の多体効果についての情報を収集し、新しい描像の構築、新プロセスの開発を行っている。

教育研究上の目的<物質系専攻>