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本講座は、富士フイルム株式会社のご支援により、2011年8月に東京大学大学院新領域創成科学研究科に設置された寄付講座です。

講座の沿革

近年のゲノム医学や分子生物学の進展により多くの疾患に関してその原因遺伝子が特定され、疾患発生のメカニズムが分子レベルで解明されるようになってきています。

このような知識や成果を実際の疾患の治療につなげてゆくためには、疾患原因遺伝子の産物であるターゲット分子(おもに酵素などのタンパク質)に結合してその機能を制御できる化合物を見出すことが必要です。これまで、このような化合物を得るために、製薬企業などを中心に膨大なスクリーニング作業とそのための技術開発が行われてきました。

しかしながら、近年になって、標的となるタンパク質が多数特定されるようになり、ターゲット分子自体の性質の多様性も増しますます複雑になってきていることから、市場原理による取り組みだけではじゅうぶんに対応できていないのが現状です。特に、希少疾病や難治療疾病の治療薬の開発は、製薬企業では採算が見合わないことも多く、大学などでの疾病発症メカニズムの基礎的な研究とそれらを治療薬開発に結びつける効率的な化合物スクリーニングの融合が求められるようになってきています。

本寄付講座は、そのような背景にもとづいて、大学における研究で見出された疾患原因となるターゲット分子を制御できるような化合物の探索とその効率化のための技術開発を行うことを目的に設置されました。

 新領域創成科学研究科による講座設置時のプレスリリースは こちら

このページの先頭へ 本講座の実験室が設置されて
いる新領域環境棟の建物