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昆虫ステロイドホルモン生合成に関わる新しい遺伝子「ノッペラボー」を発見

筑波大学生命環境系(丹羽隆介准教授ら)、東京大学大学院新領域創成科学研究科(片岡宏誌教授、伊賀正年特任研究員ら)、および独立行政法人農業生物資源研究所(篠田徹郎ユニット長)からなる共同研究チームは、キイロショウジョウバエを用いた解析から、昆虫の発育に必須の役割を果たすステロイドホルモン「エクジステロイド」の生合成に必要な新規遺伝子「ノッペラボー(noppera-bo)」を発見しました。共同研究チームによる解析から、ノッペラボー遺伝子は、ステロイドホルモン産生器官における細胞内コレステロールの挙動の調節に重要な役割を担うことが分かりました。今回の成果は、動物のコレステロール動態調節についての新知見を与えると共に、昆虫の発育を制御する農薬の新たな開発ターゲットになることも期待されます。この成果は、10月10日に科学雑誌Scientific Reportsに掲載されました。

 

発表論文

Sora Enya, Tomotsune Ameku, Fumihiko Igarashi, Masatoshi Iga, Hiroshi Kataoka, Tetsuro Shinoda, and Ryusuke Niwa (2014)

A Halloween gene noppera-bo encodes a glutathione S-transferase essential for ecdysteroid biosynthesis via regulating the behaviour of cholesterol in Drosophila.

Scientific Reports 4:6586

doi: 10.1038/srep06586. 

http://www.nature.com/srep/2014/141010/srep06586/full/srep06586.html

 

プレスリリース(筑波大学)

http://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/cc67e3ca95c140e6d08187af42905f33.pdf