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植物で発見された動物の神経伝達調節因子はどのような機能をもつか—気孔エンジニアリングによる植物の新しい成長制御—

植物で発見された動物の神経伝達調節因子はどのような機能をもつか
—気孔エンジニアリングによる植物の新しい成長制御—

九州大学大学院理学研究院(射場厚教授、橋本美海特任助教ら)、東京大学大学院新領域創成科学研究科(馳澤盛一郎教授、桧垣匠特任助教ら)、理化学研究所環境資源科学研究センター(白須賢グループディレクターら)からなる共同研究チームは、大気中CO2への感応に異常をもつモデル植物シロイヌナズナ変異株の解析から、動物の神経伝達を制御する因子MUNC-13と同じ構造をもつタンパク質を偶然発見しました。神経伝達機構をもたない植物において、このタンパク質は植物の環境適応力やバイオマス生産に重要な機能を担っていることが明らかになりました。この成果は、7月30日に科学雑誌 Nature Communications に掲載されました。

発表論文
Mimi Hashimoto-Sugimoto, Takumi Higaki, Takashi Yaeno, Ayako Nagami, Mari Irie, Miho Fujimi, Megumi Miyamoto, Kae Akita, Juntaro Negi, Ken Shirasu, Seiichiro Hasezawa & Koh Iba (2013) A Munc13-like protein in Arabidopsis mediates H+-ATPase translocation that is essential for stomatal responses.
Nature Communications, 4, 2215,  doi:10.1038/ncomms3215
http://www.nature.com/ncomms/2013/130730/ncomms3215/full/ncomms3215.html

プレスリリース
http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2013/2013_07_24_2.pdf

報道例
朝日新聞8月1日朝刊
http://www.asahi.com/shimen/articles/SEB201307310085.html