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「ボース・アインシュタイン凝縮に最も近い超伝導状態」を発見

笠原成 京都大学理学研究科助教、綿重達哉 同大学院生(日本学術振興会特別研究員)、松田祐司 同教授、芝内孝禎 東京⼤学新領域創成科学研究科教授(京都大学客員教授) らの研究グループは、花栗哲郎 理化学研究所創発物性計測研究チームリーダー、宇治進也 物質・材料研究機構 ユニット長、ドイツ・カールスルーエ工科大学の研究者らと共同で、鉄を含んだ金属間化合物において「ボース・アインシュタイン凝縮に最も近い超伝導状態」が実現し、更にこの物質が強磁場中で別の超伝導状態に移り変わることを発見しました。今回発見された新しい超伝導では、これまでに前例のない状態が実現されている可能性があり、今後、物質の示す新しい量子状態として研究が進むことが期待されます。

この研究成果は、米国科学誌「米国科学アカデミー紀要(Proceeding of the National Academy of Sciences USA (PNAS))」のオンライン速報版(Early Edition)2014年11月6日号に掲載されます。

 

【発表雑誌】
書誌情報:米国科学誌Proceeding of the National Academy of Sciences USA (PNAS) Early Edition
doi:10.1073/pnas.1413477111
論文タイトル:「Field-induced superconducting phase of FeSe in the BCS-BEC cross-over」
著者:Shigeru Kasahara, Tatsuya Watashige, Tetsuo Hanaguri, Yuhki Kohsaka, Takuya Yamashita, Yusuke Shimoyama, Yuta Mizukami, Ryota Endo, Hiroaki Ikeda Kazushi Aoyama, Taichi Terashima, Shinya Uji, Thomas Wolf, Hilbert von Löhneysen, Takasada Shibauchi, and Yuji Matsuda
www.pnas.org/lookup/doi/10.1073/pnas.1413477111

 

報道
京都大学プレスリリース