記者発表

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重要なキーマテリアルの1つ 「透明で高い粘り強さを持つ材料」を簡単に調製することに成功! 2018:10:15:11:00:51
名古屋大学大学院工学研究科の 竹岡 敬和 准教授の研究グループは、東京大学大学院新領域創成科学研究科の 劉 暢 大学院生、眞弓 皓一 特任講師、伊藤 耕三 教授らと共に、滑車状のポリロタキサン(注1)という分子を架橋剤(注2)に利用することで、力学的に丈夫で光学的に透明なエラストマー(注3)を調製することに成功しました。
 
2018/10/15
乳がんの「ゲノム医療」に貢献 -日本人遺伝性乳がんの病的バリアントデータベースを構築- 2018:10:15:11:00:44
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター基盤技術開発研究チームの桃沢幸秀チームリーダー、統合生命医科学研究センターの久保充明副センター長(研究当時)らの国際共同研究グループ※は、乳がんの原因とされる11遺伝子について、世界最大規模となる合計18,000人以上のDNAを解析し、日本人遺伝性乳がんの「病的バリアント[1]」データベースを構築しました。
 
2018/10/15
東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 設立記念式典 2018:10:15:10:00:43
東京大学 生産技術研究所、新領域創成科学研究科、空間情報科学研究センターは、自動運転を中心とした革新的なモビリティ研究の日本における最先端の総合的な研究組織体制を構築するため、柏キャンパスを主なフィールドとして、「東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構」(略称:UTmobI、機構長:東京大学 生産技術研究所 須田 義大 教授)を新設しました(設置期間: 2018年7月1日~2028年3月31日)。 下記の通り、東京大学柏キャンパスに於て本機構の設立記念式典を開催いたします。
 
2018/10/15
銅酸化物におけるスピン系の超高速ダイナミクスを検出 ~高温超伝導など強相関電子系の解明に期待~ 2018:09:27:10:00:31
◆高温超伝導体の母物質である銅酸化物において、光励起による電荷キャリアの生成に伴って生じるスピン系の超高速ダイナミクスはこれまで直接観測されていなかった。 ◆時間幅7フェムト秒のパルスレーザーを用いたポンプ-プローブ分光法を適用することによって、磁気ポーラロンの形成過程、および、スピン系のダイナミクスに関係した光励起状態間の量子干渉を実時間観測することに世界で初めて成功した。 ◆今後、情報科学に基づく新しい理論計算を用いて結果を解析することにより、電荷とスピンの相互作用に起因する強相関電子系の物理現象の解明が期待される。
 
2018/09/27
分子1個でできた世界最小のレバー型スイッチをON! —物体を動かす力の根源となる、原子間に働く反発力を有効利用— 2018:09:12:9:19:01
◆金属表面上に突き立った、長さ約30億分の1メートルの分子を鋭い針で押し倒すことにより、「レバー型スイッチ」として動作させることに成功した。 ◆このスイッチは、押す側の原子と押される側の原子との間に働く「パウリ斥力」によって起こっており、その力の大きさは一般的なレバー型スイッチの100億分の1であることを明らかにした。 ◆これまで未解明だった分子レベルでの機械的スイッチのメカニズムが明らかになり、より複雑な動きをする分子マシンを設計・制御するための手がかりが得られた。
 
2018/09/12
末端だけが異なる高分子の精密分離に成功 ―医療、電池ほか幅広い材料開発への応用に期待― 2018:09:10:9:16:27
◆高分子化合物の分離において、高分子全体における末端基の影響は極めて小さいことから、末端基のみが異なる混合物の分離は非常に困難であった。 ◆分子レベルの細孔を有する多孔性金属錯体(MOF)(注1)を用いることで、その細孔内に末端基の異なる高分子化合物を取り込む挙動の違いを利用し、高分子混合物を高純度に分離できる手法を開発した。 ◆様々な機能性分子材料を高純度で安価に提供することが可能になることから、化学・高分子産業や医療材料開発への大きな波及が期待される。
 
2018/09/10
電子ビームの時間幅「1,000兆分の1秒」の評価法を開発 -X線の強度干渉現象を利用して時間分解能の限界を突破- 2018:08:31:14:00:16
     理化学研究所(理研)放射光科学研究センターの井上伊知郎基礎科学特別研究員と矢橋牧名グループディレクターらの共同研究グループ※は、「X線強度干渉法[1]」の原理に基づき、光速近くまで加速された電子ビームの時間幅の計測法を開発しました。この計測法を利用することで、X線...
 
2018/08/31
AIによる有機分子の設計とその実験的検証に成功 -有機エレクトロニクスなど機能性分子の設計に道筋- 2018:08:24:14:00:09
理化学研究所(理研)革新知能統合研究センター分子情報科学チームの隅田真人特別研究員、津田宏治チームリーダー、物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点の石原伸輔主任研究員、田村亮主任研究員らの共同研究グループは、人工知能(AI)を用いて、所望の特性を持ちかつ合成可能な有機分子の設計に成功しました。
 
2018/08/24
ナノシート上に集積型遺伝子回路ナノチップを創成 ―細胞を精密に制御し、医療応用に期待― 2018:07:24:0:00:20
◆ナノメートルサイズのシート上に、酵素と遺伝子を集積化した、集積型遺伝子回路ナノチップを開発 ◆1つのナノチップ上で検査と診断、応答物質のその場生産が完結、というコンセプトを試験管内で実証 ◆細胞の精密制御を実現する自律医療ロボットへの応用に期待
 
2018/07/24
磁気渦の生成・消滅過程を100分の1秒単位で観測 -J-PARC MLFのパルス中性子を用いたストロボ撮影に成功- 2018:07:24:0:00:10
理化学研究所(理研)創発物性科学研究センター強相関量子構造チームの中島多朗研究員、有馬孝尚チームリーダー、強相関物性研究グループの十倉好紀グループディレクター、日本原子力研究開発機構J-PARCセンターの稲村泰弘副主任研究員、総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センターの大石一城副主任研究員、伊藤崇芳副主任研究員、東京大学大学院工学系研究科の賀川史敬准教授、大池広志助教らの共同研究グループ※は、物質中の微小な磁気渦(「磁気スキルミオン[1]」)が生成・消滅する過程を、100分の1秒単位の時間分解能で観測することに成功しました。 本研究成果は、次世代の情報記憶媒体への応用が期待される磁気スキルミオンの基本的性質を理解する上で重要です。さらに新たに確立した観測手法は、磁気スキルミオン以外にもさまざまな機能性材料でごく短時間にのみ現れる現象を研究する手段として利用することが可能です。 今回、共同研究グループは、マンガンとケイ素からなる化合物MnSiで現れる磁気スキルミオンに対して、急激な温度上昇・下降を与えた際に起こる変化の過程を、大強度陽子加速器施設(J-PARC)[2]の「パルス中性子ビーム[3]」を用いて観測しました。その結果、温度の上昇によって磁気スキルミオンが消滅する様子や、急速な冷却過程で生成されたスキルミオンが本来存在できない低温まで「過冷却[4]」状態で残る様子などを、100分の1秒単位の高い時間分解能で“ストロボ写真”のように観測することに初めて成功しました。
 
2018/07/24
世界で最も低ノイズの有機トランジスタの作製に成功 ―IoT社会に必須の安価で高感度なセンサーデバイスの実現に向け、大いなる一歩― 2018:07:19:10:00:19
◆有機トランジスタのノイズの原因となるトラップ密度を高感度で定量化する技術を開発しました。 ◆単結晶でも残るノイズの原因を突き止め、その原因を取り除くことで、世界で最も低ノイズの有機トランジスタの作製に成功しました。 ◆塗布で作製可能な有機トランジスタの低ノイズ化により、IoT社会を支える安価で高感度なセンサーデバイスの実現が期待されます。
 
2018/07/19
平成30年度学術研究活動支援事業(大学等の「復興知」を活用した 福島イノベーション・コースト構想促進事業)の採択のお知らせ 2018:07:18:15:36:32
平成30年7月18日国立大学法人東京大学 平成30年度学術研究活動支援事業(大学等の「復興知」を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業)の採択のお知らせ 「平成30年度学術研究活動支援事業(大学等の「復興知」を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業)」に国立大...
 
2018/07/18
幻の粒子「マヨラナ粒子」の発見 ―トポロジカル量子コンピューターの実現に期待― 2018:07:12:10:00:08
  概要 京都大学大学院理学研究科の笠原裕一准教授、松田祐司同教授、大西隆史同修士課程学生(研究当時、現:富士通株式会社)、馬斯嘯同修士課程学生、東京大学大学院新領域創成科学研究科の芝内孝禎教授、水上雄太同助教、東京大学大学院工学系研究科の求幸年教授、東京工業大学理学院の田...
 
2018/07/12
東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構の新設 2018:07:09:17:22:05
 発表概要東京大学生産技術研究所、新領域創成科学研究科、空間情報科学研究センターは、自動運転を中心とした革新的なモビリティ研究の日本における最先端の総合的な研究組織体制を構築するため、柏キャンパスを主なフィールドとして「東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構(略...
 
2018/07/09
受精後の遺伝子発現プログラムの進行を調節するメカニズムの一端を解明 2018:07:09:16:33:26
◆受精後の最初の遺伝子発現は、これまで発生に寄与しないと考えられていたが、次の遺伝子発現を引き起こす役割を持ち、発生に必須であることを明らかにした。 ◆受精後に起こる遺伝子発現の変化は、最初の発現が次の発現を引き起こすというステップ・バイ・ステップで調節されていることを明らかにした。 ◆本研究により、受精後の遺伝子発現プログラムを調節するメカニズムの一端が明らかとなり、これが今後の全貌解明への端緒となることが期待される。
 
2018/07/09
ビーカーを使って炭素の輪から作る二次元カーボンナノシート ~二次元物質のボトムアップ簡易合成への道~ 2018:07:06:14:34:20
●グラフェンに代表される、二次元状の炭素材料であるカーボンナノシートは、高い導電性や触媒機能から、新奇な電子材料や触媒膜として期待されています。高品質なカーボンナノシートを作製するためには、炭素を多く含む分子を、ナノスケールで構造を制御しながら組み上げることが求められます。しかし、そのためには高度な手法や高価な装置が必要であり、しかも最終段階において高温で焼成し炭素化する際にナノ構造が崩れてしまうという問題がありました。 ●輪状の炭素分子であるカーボンナノリングを用いて、渦流を生じさせた水面に浮かべ、それを基板に転写するという非常に簡易な方法で、均一かつ数十ナノメートルの孔を多く有するメソポーラス薄膜を作製できました。また、この薄膜を焼成することでメソポーラス構造を保持したままカーボンナノシートを得ることに成功しました。 ●本研究では、触媒能を示すと予想される窒素を含有したカーボンナノシートを得ることができ、またメソポーラス構造を有することから、白金フリー触媒として燃料電池への応用も期待されます。
 
2018/07/06
世界初、測定データだけで物質のミクロ構造と構造ゆらぎを推定 ―電池、電子デバイスなどの材料研究に新解析法― 2018:06:22:10:26:23
●物質のミクロ構造解析において、「フーリエ変換」を用いる従来法では、ミクロ構造の事前知識を必要とするため詳細な解析が困難だった。 ●最新の情報抽出技術「スパースモデリング」を用い、事前知識を必要とせずに測定データのみから原子周辺の構造と原子の構造ゆらぎを解析できる手法を世界で初めて開発。 ●新規材料研究において物質の構造の推定が可能となり、電池の高機能化や長寿命化などに貢献することが期待される。
 
2018/06/22
ゴーストサイトメトリー 世界初、AIが駆動する高速な細胞形態ソーターを実現 2018:06:15:10:19:02
◆高速・高感度かつシンプルな新規光イメージ圧縮計測法の開発、新規多次元データ処理法の開発、そしてマイクロ流体技術の融合により、機械学習(注1)駆動型の世界初の超高速・高精度な光イメージ認識型のリアルタイム細胞分離技術を実現しました。 ◆人を介さない画像情報解析に画像は必要がない点に着目し、圧縮計測信号を直接機械学習で超高速リアルタイム解析し、「画像を見ずに形を見る」ゴーストサイトメトリー法の発案が、ブレークスルーにつながりました。 ◆若手研究者がアカデミアや組織の枠を越え、ベンチャー企業(シンクサイト株式会社)を設立し、産官学の人材とリソースを結集して創り上げた技術がScience誌に掲載され、国際的な実用化に邁進する先駆的な事例です。
 
2018/06/15
福島県新地町・国立研究開発法人国立環境研究所・ 国立大学法人東京大学大学院新領域創成科学研究科間の 連携・協力に関する基本協定 2018:06:04:12:48:00
福島県新地町、国立研究開発法人国立環境研究所(以下、国立環境研究所という)、及び国立大学法人東京大学大学院新領域創成科学研究科(以下、東京大学大学院新領域創成科学研究科という)は、福島県新地町における環境都市に関する研究を推進するとともに、その成果の活用を図り、もって福島県新地町の復興まちづくりと環境創造を推進するため、連携・協力に関する基本協定を締結いたします。
 
2018/06/04
「電子液晶」が超伝導に与える影響を直接観測 -高温超伝導を理解する手がかり- 2018:05:26:3:00:23
理化学研究所(理研)創発物性科学研究センター創発物性計測研究チームの花栗哲郎チームリーダー、京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻の笠原成助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻の芝内孝禎教授らの共同研究グループ※は、鉄系超伝導体[1]の一種であるセレン化鉄において、電子状態が一軸的方向性[2]を持つ「電子液晶[3]」状態が超伝導に大きな影響を与えていることを実験的に明らかにしました。
 
2018/05/26
上下の環境が異なる特定元素のみをマッピングする基礎技術を実証 X線自由電子レーザーによる高調波発生を利用 2018:05:24:16:10:19
◆軟X線自由電子レーザーを用いて元素選択的な非線形光学効果(注1)の観測に成功しました。 ◆量子力学の計算によって、鉄と酸素の2重の内殻共鳴による非線形光学応答であることを実証しました。 ◆軟X線自由電子レーザーを用いた新たな元素マッピング法としてさまざまな物質評価に役立てられることが期待されます。
 
2018/05/24
遺伝子の機能欠損が高い頻度で顕性遺伝することを発見 2018:05:17:10:00:16
遺伝子の機能欠損は多くの場合潜性遺伝(注1)すると考えられてきましたが、出芽酵母の必須遺伝子(注2)欠損株の細胞形態(注3)を網羅的に調べた結果、必須遺伝子のうち、約6割の遺伝子の機能欠損が逆に顕性遺伝(注4)することを明らかにしました。機能欠損変異が機能を持つ対立遺伝子によって補われないことから、顕性が潜性よりも必ずしも優れているわけではないことになります。
 
2018/05/17
ダーウィンの時代ウォレスが注目したナガサキアゲハの擬態の謎に迫る 2018:04:20:12:04:41
◆雌の一部のみがベイツ型擬態を示すナガサキアゲハの全ゲノム構造を明らかにし、擬態の原因となる遺伝子領域が複数の隣接遺伝子からなる超遺伝子であることを見出した。 ◆同様の擬態を示す近縁種のシロオビアゲハの超遺伝子の構造はナガサキアゲハと大きく異なっており、両者のベイツ型擬態は独立に進化(平行進化)した可能性が示された。 ◆超遺伝子は複雑な生命現象の原因として近年注目されているが、その詳細な構造や進化機構が明らかとなった2種のアゲハチョウが超遺伝子研究のモデルになると期待される。
 
2018/04/20
アスタキサンチンの日焼け止め ~ハイパースペクトルカメラと電顕で見えてきたヘマトコッカス藻の強光回避戦略〜 2018:04:05:10:00:42
化粧品や健康食品に広く使われるアスタキサンチン(注1)の生産でよく知られるヘマトコッカス藻は、強い光に当たると5~10分という短い時間で、アスタキサンチンを細胞膜の直下に集めて日焼け止めのシェード(日よけ)にして、強い光から葉緑体と細胞を守ることを明らかにしました。
 
2018/04/05
海氷減少で最大波高が上昇 〜北極航路上の安全航行に備える〜 2018:03:15:9:38:44
◆我が国初の北極海波浪観測により、波高の長期変化を検証するためのデータの取得に成功した。 ◆夏季北極海における海氷面積は減少し、開放水面では強風が吹く確率が増大するため、船舶が遭遇しうる最大波高と最大風速は長期的に上昇していることを明らかにした。 ◆北極航路の利用に伴う船舶の安全性に資する重要な知見を得ることができた
 
2018/03/15
先進宇宙開発を支える「マイクロ推進システム」について、研究者が自ら論文で解説 2018:03:08:10:00:04
国立大学法人 東京農工大学 大学院工学研究院 先端機械システム部門の篠原 俊二郎卓越教授(注1)と東京大学 大学院新領域創成科学研究科 小泉宏之准教授らが世界の研究者たちと執筆した、宇宙でのマイクロ推進システムに関するレビュー論文がアメリカ物理学協会の学術誌『Applied Physics Reviews』2月22日号に掲載されました。
 
2018/03/08
厚さわずか数分子、2次元有機単結晶ナノシートの大面積成膜に成功 ―印刷できる高速有機集積回路基板― 2018:02:03:4:00:03
有機半導体インクを用いた簡便な印刷技術によって、わずか数分子層の厚みからなる大面積2次元有機単結晶ナノシートを製膜するプロセスを開発し、同ナノシートを用いた有機電界効果トランジスタ(注1)において、世界最高レベルの応答周波数を達成。高移動度と低接触抵抗を両立できる高性能の有機半導体を実現した。
 
2018/02/03
パルスレーザー光により強磁性と強誘電性が同時かつ瞬時に発現 ~光誘起マルチフェロイクス状態の観測に成功~ 2018:01:30:9:27:51
特殊な物質群で生じる、強磁性(永久磁石)と強誘電性(分極が揃った状態)が共存するマルチフェロイクス(注1)状態を、 レーザー光の照射によって1兆分の1秒以下という非常に短い時間で発現させることに初めて成功した。
 
2018/01/30
「臨機応変」を配線する – 動物の⾏動選択を担う神経回路メカニズムの解明 – 2017:12:01:14:13:27
◆動物の「臨機応変」な⾏動選択を実現する神経回路の仕組みを明らかにした。 ◆相同なニューロン(注1)の多様化が「臨機応変」な⾏動選択を実現することを⽰した。 ◆動物が環境に適応して脳神経系を進化・発⽣させる仕組みの理解に貢献した。
 
2017/12/01
染色体の交差部位(セントロメア)が進化のカギ ~メダカのセントロメアDNA配列の部分的解読に成功~ 2017:11:29:10:00:45
◆脊椎動物のDNA配列は未だ完全には解読されておらず、特にセントロメア領域は未解読の部分が多く従来のDNA解読技術では困難であった。 ◆DNA解読技術の改良により、脊椎動物のモデル生物であるメダカのセントロメア配列の約10%の解読に成功した。 ◆セントロメア配列のCpG メチル化状態の解析技術を開発し、染色体中心部分に存在するセントロメア配列の進化速度が速いことが明らかとなり、種分化に関わっている可能性のあることが分かった。
 
2017/11/29
超スマート社会の実現のための次世代半導体分子システムの開発に成功 2017:11:17:10:23:27
◆有機半導体の電荷移動度の低下を抑制するための分子システムを提案。 ◆世界最高レベルの電荷移動度と高安定性を同時に実現。 ◆プリンテッド・フレキシブルデバイスの実用化を加速。
 
2017/11/17
凝集化するタンパク質1分子の励起運動を初観察! ―アルツハイマー病などの新治療戦略へ期待― 2017:11:02:10:58:30
◆タンパク質数十個の分子が凝集する過程で、激しいブラウン運動(注1)を伴う分子凝集体(ネットワーク)の形成と崩壊が繰り返されていることを世界で初めて観察した。 ◆凝集時のタンパク質1分子の動態を高精度に観察できる高速計測技術を確立し、無機・有機・タンパク質系において共通する局所励起運動を特定した。 ◆アルツハイマー病などの発症と強く関わるとされる分子凝集プロセスの1分子観察が可能となり、分子凝集化を制御・抑制する全く新しい治療戦略の可能性に道をつけた。
 
2017/11/02
物理的圧力と化学的圧力の組み合わせにより、新しい鉄系高温超伝導を発見 2017:10:26:18:00:21
発表者松浦 康平(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 博士課程1年)水上 雄太(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 助教)芝内 孝禎(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 教授)上床 美也(東京大学物性研究所 物質設計評価施設 教授)綿...
 
2017/10/26
表面・界面の構造解析ソフトウェアを開発 ―金属酸化物界面の原子配置を非破壊・非接触で高分解能に解析可能に― 2017:10:23:10:38:51
     発表のポイント◆非破壊・非接触で0.02Å分解能の界面構造解析を、簡便に実現◆これまで簡便なソフトウェアが無かったため表面/界面構造のデータ解析は非常に難しかったが、情報科学の活用で短時間に、半自動的に解析を実行可能に◆新規酸化物デバイス開発への応用に期待概要 大...
 
2017/10/23
1兆分の1秒の間の電場印加で絶縁体を金属に高速スイッチング ~消費電力の小さな新たな光デバイスに向けた新手法~ 2017:08:22:10:00:09
発表者岡本 博  (東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授/兼産業技術総合研究所 産総研・東大 先端オペランド計測技術       オープンイノベーションラボラトリ有機デバイス分光チーム ラボチーム長)山川 大路 (東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程3年)宮...
 
2017/08/22
レアアース化合物における新奇な超伝導機構 2017:08:15:9:51:37
発表者竹中 崇了(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 博士課程1年)水上 雄太(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 助教)芝内 孝禎(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 教授)発表のポイント◆レアアース元素Ceをベースとした超伝導体...
 
2017/08/15
世界初、有機半導体の電荷とスピンの緩和機構を解明 ―室温有機スピントロニクスとシリコンに迫る高速有機エレクトロニクスに道― 2017:08:01:15:29:20
発表者竹谷 純一(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 教授      /マテリアルイノベーション研究センター(MIRC) 特任教授 兼務      /産業技術総合研究所 産総研・東大 先端オペランド計測技術オープンイノベー      ションラボラトリ 有機デバイス分光...
 
2017/08/01
化合物の標的機能を決定するツールを開発 -酵母の化学遺伝学アプローチで化合物の標的予測/同定が迅速に- 2017:07:25:13:31:50
2017年7月20日理化学研究所東京大学トロント大学ミネソタ大学要旨理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター分子リガンド標的研究チームのジェフ・ピョウートロウスキ国際特別研究員、シーナ・リー研究員、八代田陽子副チームリーダー、チャールズ・ブーンチームリーダー、ケミカルゲノミク...
 
2017/07/25
金属表面で分子を曲げて骨格を変える新・有機合成法を開発 —原子間力顕微鏡を用いて炭素骨格変換の可視化に成功— 2017:07:25:10:47:57
発表者塩足 亮隼(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 助教)杉本 宜昭(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 准教授)中江 隆博(京都大学エネルギー理工学研究所 助教)坂口 浩司(京都大学エネルギー理工学研究所 教授)宇野 英満(愛媛大学大学院理工学研...
 
2017/07/25
スパースモデリングで豊後水道スロースリップイベントのすべり急変位置を特定 ―巨大地震震源域周辺における地殻変動解析の解像度向上に期待― 2017:07:24:15:13:25
平成29年7月20日国立研究開発法人海洋研究開発機構国立大学法人筑波大学国立大学法人神戸大学国立大学法人東京大学概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)地震津波海域観測研究開発センターの中田令子特任技術研究員、堀高峰グループリーダー、地球内部物質循環研究分野の桑...
 
2017/07/24
見る方向や光の偏光によって三色に変化する物質を発見 2017:07:18:14:59:32
◆見る方向や光の偏光方向によって、色が劇的に変化する、レニウムを含む新物質の合成に成功した。 ◆光の偏光方向によって、吸収する光が異なることで、色が変化する機構を解明。 ◆「多色性」と呼ばれるこの物質の性質は、5d電子(注1)をもつ元素に特有の性質であり、同様の光学特性をもつ物質の開発指針を与える。
 
2017/07/18
精密分子操作による量子相転移の制御・観察に成功 ~サブオングストロームスケールの構造変形により分子中のスピンを可逆的に操作~ 2017:06:30:10:32:58
◆分子中のスピンを走査トンネル顕微鏡によるサブオングストロームオーダーの精密操作で可逆的に操作することに成功しました。 ◆分子操作を用いて、近藤効果とスピン軌道相互作用の拮抗によって生じる量子相転移を制御した新規な事例です。 ◆量子多体現象に対する理解の深化と単分子デバイスの新たな動作原理に結びつくことが期待されます。
 
2017/06/30
38年を経て明らかになった 非従来型超伝導の「先駆け」物質の電子状態 2017:06:26:10:00:30
◆非従来型超伝導の先駆け物質である重い電子系超伝導体CeCu2Si2において、超伝導電子の電子状態は従来型の超伝導体で共通しているs波型ではなく、銅酸化物高温超伝導体と同じd波型であると長年信じられてきた。 ◆今回、CeCu2Si2の超伝導ギャップ構造を決定するとともに、不純物に対して超伝導状態が安定的であることを初めて示し、超伝導電子の電子状態がd波型ではなくs波型であることを明らかにした。 ◆この電子状態は、今まで考えられていた磁気的機構で実現する超伝導とは相反するものであり、新たな超伝導の発現機構を考慮する必要性を意味している。
 
2017/06/26
展開型エアロシェル実験超小型衛星(EGG)の大気圏突入 2017:06:23:13:00:13
◆ガス充填で展開するエアロシェル(注1)を有する超小型衛星(衛星名:EGG・読み:エッグ、重さ約4kg)を開発し、宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出機会提供(注2)を利用して軌道降下、大気圏突入の飛行実証を行いました。 ◆イリジウム衛星通信サービスを用いた衛星運用、展開型エアロシェルを持つ超小型衛星の大 気圏突入、について飛行実証に成功しました。 ◆本実験の成功は、通信ネットワークを利用した地上アンテナ不要の低コスト衛星運用、超小型衛星が宇宙から ものを持ち帰る新サービス、超小型着陸機による低コスト惑星探査の実現につながるものです。
 
2017/06/23
電子:自転がふらつくと、軌道も変わる ―磁性物質における電子スピンのふらつきと電子軌道の結びつきが明らかに― 2017:06:19:14:00:42
◆マンガンとバナジウムの複合酸化物(注1)における電子の自転(スピン)のふらつきにいて、中性子を使った測定と、コンピュータによる数値計算の結果を比較した。 ◆測定と計算の間には大きな違いが認められ、1秒間に5兆回ふらつく場合、電子スピンのふらつきと電子軌道の変化が強く結びついていることが明らかになった。 ◆電子スピンと電子軌道の結びつきを利用した革新的な熱伝導制御や磁気の超高速制御が可能であることが原理的に示された。
 
2017/06/19
がん抑制遺伝子産物p53による代謝制御メカニズムを紐解く -p53がアルギニン生合成経路をコントロールしていることを解明- 2017:05:20:3:00:40
がん抑制遺伝子産物p53がアルギニノコハク酸合成酵素ASS1の発現を制御していること、さらにp53によるASS1の発現誘導はアルギニンの生合成経路を活性化することを明らかにしました。
 
2017/05/20
原子一個の電気陰性度の測定に成功! ―化学結合の本質に迫る― 2017:04:27:17:00:05
原子間力顕微鏡を用いて、固体表面上の原子一つひとつに対して電気陰性度を測定することに成功した。 同一の元素でも、周囲の化学環境(どの元素とどのように結合しているか)が異なる場合は、電気陰性度が変化することを実証した。 本手法によって、応用上重要なさまざまな触媒表面や反応性分子の化学活性度を原子スケールで調べられるようになった。
 
2017/04/27
世界初 道路からインホイールモータへの走行中ワイヤレス給電に成功 ~新しい走行中給電のかたち~ 2017:04:05:12:01:25
道路からインホイールモータ(IWM)に直接、走行中給電できる「第2世代ワイヤレスインホイールモータ」を開発し、世界で初めて実車での走行に成功しました。 本技術は、電気自動車の大きな課題のひとつである“充電一回あたりの航続距離の限界”を解決するとともに、IWMに適した新しい走行中給電のかたちを実現するものです。
 
2017/04/05
表面を濡らす水分子が見えた! —原子間力顕微鏡を用いた水分子ネットワークの観察に成功— 2017:02:03:19:00:21
◆金属表面上に形成した水単分子層(厚みが1分子のみの非常に薄い水の膜)における個々の水分子を、原子間力顕微鏡を用いて可視化することに初めて成功した。 ◆それにより、従来の手法で分からなかった局所的な水分子の配列構造を解明することができ、表面が濡れるメカニズムを単分子レベルで理解することができるようになった。 ◆この手法を用いることで、水分子に限らず、弱い分子間相互作用で結びついたさまざまな分子集合体を原子レベルでイメージングできる可能性が示された。
 
2017/02/03
スパースモデリングにより電子のさざなみを見る ―走査トンネル顕微・分光法による準粒子干渉計測の高速・高精度化― 2016:08:12:10:00:38
◆非従来型超伝導やトポロジカル量子現象などの量子多体系における物理現象の解明に有効である走査トンネル顕微・分光法による準粒子干渉計測の効率を高めた。 ◆スパースモデリングというデータ解析手法を用いて、これまでより高速に電子状態を推定する手法を開発した。 ◆普遍的なデータ解析手法を学融合的に探究するデータ駆動科学と呼ばれる分野で生物学や地学を中心に発展したスパースモデリングが物性計測にも有効であることを示した。
 
2016/08/12

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