記者発表

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前に行ったり、後ろに行ったり 〜 1つの神経回路が異なる動きを効率よく生み出すしくみ 〜 2019:06:17:11:00:10
発表者 高坂 洋史(東京大学大学院新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 講師) 能瀬 聡直(東京大学大学院新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 教授) 発表のポイント◆ショウジョウバエ幼虫の脳神経系において、前進運動と後進運動という逆向きの動きを制御する神経回路を発見しま...
 
2019/06/17
水を推進剤とした超小型衛星用エンジン及び実証衛星の開発に成功 ~ 世界初「国際宇宙ステーションからの水推進エンジンを搭載した 超小型衛星の宇宙への放出」の実現へ ~ 2019:06:14:15:05:46
発表者小泉宏之(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻/工学系研究科航空宇宙工学専攻(兼担)准教授)浅川 純(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻特任助教) 発表のポイント◆水を推進剤とした超小型衛星用エンジン及び実証衛星の開発に成功し、打上...
 
2019/06/14
TYK2遺伝子のレアバリアントが関節リウマチ発症を抑制 -特定のタンパク質ドメインを標的とした治療法の開発へ- 2019:06:14:11:34:03
         理化学研究所日本医療研究開発機構東京大学大学院新領域創成科学研究科東京大学大学院農学生命科学研究科 発表概要 理化学研究所(理研)生命医科学研究センター基盤技術開発研究チームの茂木朋貴リサーチアソシエイト(研究当時、現 東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究...
 
2019/06/14
アルミ系近似結晶で半導体を創製 ―固体物理学の基本的問題の解決と高性能熱電材料開発への突破口― 2019:06:11:16:19:23
       発表者岩崎祐昂(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻博士課程1年生)北原功一(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻助教     /産総研・東大先端オペランド計測技術オープンイノベーションラボラトリ協力研究員)木村 薫(東京大学大学院新領域創成科学...
 
2019/06/11
反強磁性交換相互作用に起因するダブロン―ホロン間引力の発見 ~テラヘルツパルスを用いたモット絶縁体の電場効果の精密測定と理論解析~ 2019:06:10:10:00:48
         発表者寺重  翼(研究当時:産業技術総合研究所産総研・東大先端オペランド計測技術オープンイノベーションラボラトリ有機デバイス分光チーム 産総研特      別研究員/東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻客員研究員(現:株式会社キーエンス))宮本 辰也(...
 
2019/06/10
2019/06/06
2019/05/24
2019/05/16
2019/05/07
2019/04/11
2019/03/26
2019/03/19
2019/03/06
2019/03/06
電子液晶がもたらす不思議な金属状態を発見 2019:02:14:15:00:13
  概要 京都大学大学院理学研究科笠原成助教、松田祐司同教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科芝内孝禎教授の研究グループは、オランダ・ラドバウド大学ナイメーへン強磁場研究所のサルバトーレ・リカルデロ大学院生、ナイジェル・ハッシー同教授らと共同で、ある種の鉄系超伝導体におい...
 
2019/02/14
プラモデルのように組み立てる超薄型(5マイクロメートル)半導体ひずみセンサチップ -次世代型高性能フレキシブルデバイスの機械構造設計、精密組み立て技術― 2019:02:14:14:02:52
◆厚さわずか5マイクロメートルで曲げられる超薄型半導体ひずみセンサチップを、一般的な半導体製造プロセスを用いて大量に一括製造後、実装機と呼ばれる精密組み立て装置でプラモデルのように1つずつ切り離して電子回路上に配置配線する技術を開発した。 ◆本研究の超薄型半導体ひずみセンサチップの構造は、周りの枠と細い切り離し部でつながったプラモデルと同様の形状である。センサチップは壊れないが切り離し部分だけ切断されるように機械構造設計を行い、プラモデルのようにセンサチップを切り離して電子回路上に貼ることに成功した。 ◆本手法は、現在のウェアラブルデバイスやスマートウォッチのセンサ、集積回路などが入った硬い半導体部分を、超薄型にして柔らかくすることを可能とする技術であり、次世代高性能フレキシブルエレクトロニクス実現への貢献が期待される。
 
2019/02/14
「タダ同然」の高性能有機半導体からRFID用集積回路を開発 ―IoT社会に必須の超安価なフィルム電子デバイスを大量供給可能に― 2019:01:30:10:00:55
◆ナノスケールの厚さしかない極薄高性能有機半導体単結晶膜から、RFIDタグ(注1)などに必要な低消費電力の補償型集積回路を作製することに、世界で初めて成功しました。 ◆極薄なので、材料利用効率が極めて高いうえ、大面積の単結晶膜を自己組織化によって簡単に形成できるため、面積当たりのコストはシリコンの1000分の1程度となり、基板フィルムなどの他の材料と比べて、半導体の値段はタダ同然と言えるほど安価です。 ◆RFIDタグやトリリオンセンサ(注2)など、IoT社会に必須の超安価なフィルムデバイスの大量供給に道を拓きくことが期待されます。
 
2019/01/30
機械学習により世界最高クラスの熱放射多層膜を設計し、その実証に成功 ~約80億の候補から最適構造を探索 省エネルギー社会への貢献に期待~ 2019:01:23:16:00:48
     国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)国立大学法人 東京大学国立大学法人 新潟大学国立研究開発法人 理化学研究所国立研究開発法人 科学技術振興機構概要1.NIMSは、東京大学、新潟大学、理化学研究所と共同で、ベイズ最適化(注1)と電磁波計算を組み合わ...
 
2019/01/23
メタゲノムとエピゲノムを融合した「メタエピゲノム」解析の提唱と実証 〜環境細菌叢が持つゲノム修飾機構の広大な未開拓領域の解明へ〜 2019:01:17:10:00:10
◆新型のゲノム解析技術を用いることで、環境中の細菌叢(微生物集団)のエピゲノムを直接解明することを可能にする「メタエピゲノム解析」を提唱し、その有効性を実証しました。 ◆琵琶湖に生息する淡水細菌叢の解析から、これまで知られていなかったDNAメチル化モチーフ配列を多数検出したほか、メチル化修飾反応を触媒する新規酵素を複数発見しました。 ◆海洋、土壌、腸内などに広く存在する膨大な微生物のメタエピゲノム解析により、エピジェネティクスによって駆動される未知の機能や生態が解明されていくことが期待されます。
 
2019/01/17
マテリアルズインフォマティクスを活用してナノシート材料の高効率合成が初めて可能に ~実験科学者の経験や勘とデータ科学手法(人工知能)の協働~ 2019:01:11:10:00:25
  発表のポイント◆グラフェンがノーベル物理学賞の対象となって以来、近年、環境・エネルギー分野などへの応用により特性向上が見込まれ、注目を集めている薄くて広い2次元ナノ材料(ナノシート)は、層状構造をはがす(=こわす)プロセスによって合成されており、どのように高効率(高収率)...
 
2019/01/11
再生可能エネルギーによる安価な水素製造に必要な技術レベルを試算 ~蓄電池援用の妥当性を初めて提示、再エネの主力電源化にむけた開発指針として期待~ 2018:12:14:9:04:16
NIMSは東京大学、広島大学と共同で、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた水素製造システムの技術経済性評価を実施し、国際的に価格競争力を持った安価な水素製造に必要な技術レベルを明らかにしました。本成果は、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた技術開発の重要な指針となります。
 
2018/12/14
磁気渦と反渦の正方格子を世界で初めて観察 -さまざまなトポロジカル磁気構造に関する研究を加速- 2018:12:06:10:00:34
理化学研究所(理研)創発物性科学研究センター電子状態マイクロスコピー研究チームの于秀珍(ウ・シュウシン)チームリーダー、強相関物質研究グループの田口康二郎グループディレクター、強相関理論研究グループの永長直人グループディレクター(東京大学大学院工学系研究科教授)と強相関物性研究グループの十倉好紀グループディレクター(同教授)らの共同研究グループ※は、ナノスケール(1~100nm、1nmは10億分の1メートル)の磁気渦構造である「メロン[1]」と反渦構造「アンチメロン[2]」の正方格子の直接観察に世界で初めて成功しました。 本研究成果により、さまざまなトポロジカル[3]磁気構造に関する研究やトポロジー[3]に関連した創発電磁現象[4]の研究が加速されるものと期待できます。
 
2018/12/06
横顔を見る力は、正面顔より後に速く発達 ~赤ちゃんの顔認知の発達を縦断的研究から明らかに~ 2018:12:05:17:17:09
  中央大学・東京理科大学・愛媛県立医療技術大学東京大学大学院新領域創成科学研究科日本女子大学・自然科学研究機構 生理学研究所概要 中央大学山口真美教授と東京理科大学・愛媛県立医療技術大学・東京大学大学院新領域創成科学研究科・日本女子大学・生理学研究所の共同研究チームは、赤ち...
 
2018/12/05
ゲノム解析から明らかになった日本列島メダカの2つの旅路 -“出・北部九州ルート”と“出・但馬丹後ルート”- 2018:12:05:14:49:33
・日本列島内のメダカの拡散ルートが、染色体ゲノムを調べることで明らかになりました。 ・特に北日本メダカは但馬丹後地方を起源とすることを発見しました。 ・さまざまな実験手法が確立しているメダカの進化史がわかってきたことで、今後はどのような遺伝子が環境適応に重要だったのか議論することができるようになりました。
 
2018/12/05
強誘電体から発現するトポロジカルなスピン励起 ー電荷と格子が強く結合した場を動き回るスピンソリトンー 2018:12:03:10:00:00
◆電荷と格子が強く結合した強誘電体(注1)において、その秩序が壊れるときに生まれる磁気的な励起(れいき:エネルギーが高い)状態がソリトン(注2)と呼ばれるトポロジカルな励起(注3)であることを捉えた。 ◆電気的な性質が注目される強誘電体に対して、磁性という観点から特異なスピン励起の存在を実証した。 ◆通常の電子とは異なる形で物質内を伝搬するソリトンが示す電気的・熱的な輸送特性の研究の舞台として、広範な影響を及ぼすことが期待される。
 
2018/12/03
「ケタ違いに低いX線露光で生体1分子運動計測に成功!」 ―超高精度装置開発が加速し利用拡大へ― 2018:11:30:19:00:28
◆大型放射光施設からの単色X線(注1)や実験室用小型X線光源を用いて、1分子に標識された金ナノ結晶の超微細運動の時分割計測に成功した。 ◆従来のX線1分子追跡法に比べ1/1700のX線露光量(注2)で測定でき、実験室光源を用いると1/500000の露光量で測定できるようになった。また、X線ダメージを軽減することで、生きた細胞や動物でもX線で1分子を観察することが可能となった。 ◆露光量が極めて小さいことから、今後、ダメージレス測定・長時間観察・いろいろな格子定数の標識ナノ結晶の運動を同時計測できるマルチ(カラー)標識等を強みにさまざまな展開が期待される。
 
2018/11/30
正信頼度データからの機械学習 -負のデータがなくてもAIは未知データを正と負に分類する- 2018:11:26:14:00:54
理化学研究所(理研)革新知能統合研究センター不完全情報学習チームの石田 隆研修生(東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程)、ガン・ニュー研究員、杉山将チームリーダーの研究チームは、人工知能(AI)[1]を用いた、データを正と負に分ける機械学習[2]の分類問題に対して、正のデータとその信頼度(正信頼度)の情報だけから、分類境界を学習できる手法を開発しました。
 
2018/11/26
重要なキーマテリアルの1つ 「透明で高い粘り強さを持つ材料」を簡単に調製することに成功! 2018:10:15:11:00:51
名古屋大学大学院工学研究科の 竹岡 敬和 准教授の研究グループは、東京大学大学院新領域創成科学研究科の 劉 暢 大学院生、眞弓 皓一 特任講師、伊藤 耕三 教授らと共に、滑車状のポリロタキサン(注1)という分子を架橋剤(注2)に利用することで、力学的に丈夫で光学的に透明なエラストマー(注3)を調製することに成功しました。
 
2018/10/15
乳がんの「ゲノム医療」に貢献 -日本人遺伝性乳がんの病的バリアントデータベースを構築- 2018:10:15:11:00:44
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター基盤技術開発研究チームの桃沢幸秀チームリーダー、統合生命医科学研究センターの久保充明副センター長(研究当時)らの国際共同研究グループ※は、乳がんの原因とされる11遺伝子について、世界最大規模となる合計18,000人以上のDNAを解析し、日本人遺伝性乳がんの「病的バリアント[1]」データベースを構築しました。
 
2018/10/15
東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 設立記念式典 2018:10:15:10:00:43
東京大学 生産技術研究所、新領域創成科学研究科、空間情報科学研究センターは、自動運転を中心とした革新的なモビリティ研究の日本における最先端の総合的な研究組織体制を構築するため、柏キャンパスを主なフィールドとして、「東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構」(略称:UTmobI、機構長:東京大学 生産技術研究所 須田 義大 教授)を新設しました(設置期間: 2018年7月1日~2028年3月31日)。 下記の通り、東京大学柏キャンパスに於て本機構の設立記念式典を開催いたします。
 
2018/10/15
銅酸化物におけるスピン系の超高速ダイナミクスを検出 ~高温超伝導など強相関電子系の解明に期待~ 2018:09:27:10:00:31
◆高温超伝導体の母物質である銅酸化物において、光励起による電荷キャリアの生成に伴って生じるスピン系の超高速ダイナミクスはこれまで直接観測されていなかった。 ◆時間幅7フェムト秒のパルスレーザーを用いたポンプ-プローブ分光法を適用することによって、磁気ポーラロンの形成過程、および、スピン系のダイナミクスに関係した光励起状態間の量子干渉を実時間観測することに世界で初めて成功した。 ◆今後、情報科学に基づく新しい理論計算を用いて結果を解析することにより、電荷とスピンの相互作用に起因する強相関電子系の物理現象の解明が期待される。
 
2018/09/27
分子1個でできた世界最小のレバー型スイッチをON! —物体を動かす力の根源となる、原子間に働く反発力を有効利用— 2018:09:12:9:19:01
◆金属表面上に突き立った、長さ約30億分の1メートルの分子を鋭い針で押し倒すことにより、「レバー型スイッチ」として動作させることに成功した。 ◆このスイッチは、押す側の原子と押される側の原子との間に働く「パウリ斥力」によって起こっており、その力の大きさは一般的なレバー型スイッチの100億分の1であることを明らかにした。 ◆これまで未解明だった分子レベルでの機械的スイッチのメカニズムが明らかになり、より複雑な動きをする分子マシンを設計・制御するための手がかりが得られた。
 
2018/09/12
末端だけが異なる高分子の精密分離に成功 ―医療、電池ほか幅広い材料開発への応用に期待― 2018:09:10:9:16:27
◆高分子化合物の分離において、高分子全体における末端基の影響は極めて小さいことから、末端基のみが異なる混合物の分離は非常に困難であった。 ◆分子レベルの細孔を有する多孔性金属錯体(MOF)(注1)を用いることで、その細孔内に末端基の異なる高分子化合物を取り込む挙動の違いを利用し、高分子混合物を高純度に分離できる手法を開発した。 ◆様々な機能性分子材料を高純度で安価に提供することが可能になることから、化学・高分子産業や医療材料開発への大きな波及が期待される。
 
2018/09/10
電子ビームの時間幅「1,000兆分の1秒」の評価法を開発 -X線の強度干渉現象を利用して時間分解能の限界を突破- 2018:08:31:14:00:16
     理化学研究所(理研)放射光科学研究センターの井上伊知郎基礎科学特別研究員と矢橋牧名グループディレクターらの共同研究グループ※は、「X線強度干渉法[1]」の原理に基づき、光速近くまで加速された電子ビームの時間幅の計測法を開発しました。この計測法を利用することで、X線...
 
2018/08/31
AIによる有機分子の設計とその実験的検証に成功 -有機エレクトロニクスなど機能性分子の設計に道筋- 2018:08:24:14:00:09
理化学研究所(理研)革新知能統合研究センター分子情報科学チームの隅田真人特別研究員、津田宏治チームリーダー、物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点の石原伸輔主任研究員、田村亮主任研究員らの共同研究グループは、人工知能(AI)を用いて、所望の特性を持ちかつ合成可能な有機分子の設計に成功しました。
 
2018/08/24
ナノシート上に集積型遺伝子回路ナノチップを創成 ―細胞を精密に制御し、医療応用に期待― 2018:07:24:0:00:20
◆ナノメートルサイズのシート上に、酵素と遺伝子を集積化した、集積型遺伝子回路ナノチップを開発 ◆1つのナノチップ上で検査と診断、応答物質のその場生産が完結、というコンセプトを試験管内で実証 ◆細胞の精密制御を実現する自律医療ロボットへの応用に期待
 
2018/07/24
磁気渦の生成・消滅過程を100分の1秒単位で観測 -J-PARC MLFのパルス中性子を用いたストロボ撮影に成功- 2018:07:24:0:00:10
理化学研究所(理研)創発物性科学研究センター強相関量子構造チームの中島多朗研究員、有馬孝尚チームリーダー、強相関物性研究グループの十倉好紀グループディレクター、日本原子力研究開発機構J-PARCセンターの稲村泰弘副主任研究員、総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センターの大石一城副主任研究員、伊藤崇芳副主任研究員、東京大学大学院工学系研究科の賀川史敬准教授、大池広志助教らの共同研究グループ※は、物質中の微小な磁気渦(「磁気スキルミオン[1]」)が生成・消滅する過程を、100分の1秒単位の時間分解能で観測することに成功しました。 本研究成果は、次世代の情報記憶媒体への応用が期待される磁気スキルミオンの基本的性質を理解する上で重要です。さらに新たに確立した観測手法は、磁気スキルミオン以外にもさまざまな機能性材料でごく短時間にのみ現れる現象を研究する手段として利用することが可能です。 今回、共同研究グループは、マンガンとケイ素からなる化合物MnSiで現れる磁気スキルミオンに対して、急激な温度上昇・下降を与えた際に起こる変化の過程を、大強度陽子加速器施設(J-PARC)[2]の「パルス中性子ビーム[3]」を用いて観測しました。その結果、温度の上昇によって磁気スキルミオンが消滅する様子や、急速な冷却過程で生成されたスキルミオンが本来存在できない低温まで「過冷却[4]」状態で残る様子などを、100分の1秒単位の高い時間分解能で“ストロボ写真”のように観測することに初めて成功しました。
 
2018/07/24
世界で最も低ノイズの有機トランジスタの作製に成功 ―IoT社会に必須の安価で高感度なセンサーデバイスの実現に向け、大いなる一歩― 2018:07:19:10:00:19
◆有機トランジスタのノイズの原因となるトラップ密度を高感度で定量化する技術を開発しました。 ◆単結晶でも残るノイズの原因を突き止め、その原因を取り除くことで、世界で最も低ノイズの有機トランジスタの作製に成功しました。 ◆塗布で作製可能な有機トランジスタの低ノイズ化により、IoT社会を支える安価で高感度なセンサーデバイスの実現が期待されます。
 
2018/07/19
平成30年度学術研究活動支援事業(大学等の「復興知」を活用した 福島イノベーション・コースト構想促進事業)の採択のお知らせ 2018:07:18:15:36:32
平成30年7月18日国立大学法人東京大学 平成30年度学術研究活動支援事業(大学等の「復興知」を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業)の採択のお知らせ 「平成30年度学術研究活動支援事業(大学等の「復興知」を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業)」に国立大...
 
2018/07/18
幻の粒子「マヨラナ粒子」の発見 ―トポロジカル量子コンピューターの実現に期待― 2018:07:12:10:00:08
  概要 京都大学大学院理学研究科の笠原裕一准教授、松田祐司同教授、大西隆史同修士課程学生(研究当時、現:富士通株式会社)、馬斯嘯同修士課程学生、東京大学大学院新領域創成科学研究科の芝内孝禎教授、水上雄太同助教、東京大学大学院工学系研究科の求幸年教授、東京工業大学理学院の田...
 
2018/07/12
東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構の新設 2018:07:09:17:22:05
 発表概要東京大学生産技術研究所、新領域創成科学研究科、空間情報科学研究センターは、自動運転を中心とした革新的なモビリティ研究の日本における最先端の総合的な研究組織体制を構築するため、柏キャンパスを主なフィールドとして「東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構(略...
 
2018/07/09
受精後の遺伝子発現プログラムの進行を調節するメカニズムの一端を解明 2018:07:09:16:33:26
◆受精後の最初の遺伝子発現は、これまで発生に寄与しないと考えられていたが、次の遺伝子発現を引き起こす役割を持ち、発生に必須であることを明らかにした。 ◆受精後に起こる遺伝子発現の変化は、最初の発現が次の発現を引き起こすというステップ・バイ・ステップで調節されていることを明らかにした。 ◆本研究により、受精後の遺伝子発現プログラムを調節するメカニズムの一端が明らかとなり、これが今後の全貌解明への端緒となることが期待される。
 
2018/07/09
ビーカーを使って炭素の輪から作る二次元カーボンナノシート ~二次元物質のボトムアップ簡易合成への道~ 2018:07:06:14:33:47
●グラフェンに代表される、二次元状の炭素材料であるカーボンナノシートは、高い導電性や触媒機能から、新奇な電子材料や触媒膜として期待されています。高品質なカーボンナノシートを作製するためには、炭素を多く含む分子を、ナノスケールで構造を制御しながら組み上げることが求められます。しかし、そのためには高度な手法や高価な装置が必要であり、しかも最終段階において高温で焼成し炭素化する際にナノ構造が崩れてしまうという問題がありました。 ●輪状の炭素分子であるカーボンナノリングを用いて、渦流を生じさせた水面に浮かべ、それを基板に転写するという非常に簡易な方法で、均一かつ数十ナノメートルの孔を多く有するメソポーラス薄膜を作製できました。また、この薄膜を焼成することでメソポーラス構造を保持したままカーボンナノシートを得ることに成功しました。 ●本研究では、触媒能を示すと予想される窒素を含有したカーボンナノシートを得ることができ、またメソポーラス構造を有することから、白金フリー触媒として燃料電池への応用も期待されます。
 
2018/07/06
世界初、測定データだけで物質のミクロ構造と構造ゆらぎを推定 ―電池、電子デバイスなどの材料研究に新解析法― 2018:06:22:10:26:23
●物質のミクロ構造解析において、「フーリエ変換」を用いる従来法では、ミクロ構造の事前知識を必要とするため詳細な解析が困難だった。 ●最新の情報抽出技術「スパースモデリング」を用い、事前知識を必要とせずに測定データのみから原子周辺の構造と原子の構造ゆらぎを解析できる手法を世界で初めて開発。 ●新規材料研究において物質の構造の推定が可能となり、電池の高機能化や長寿命化などに貢献することが期待される。
 
2018/06/22
ゴーストサイトメトリー 世界初、AIが駆動する高速な細胞形態ソーターを実現 2018:06:15:10:19:02
◆高速・高感度かつシンプルな新規光イメージ圧縮計測法の開発、新規多次元データ処理法の開発、そしてマイクロ流体技術の融合により、機械学習(注1)駆動型の世界初の超高速・高精度な光イメージ認識型のリアルタイム細胞分離技術を実現しました。 ◆人を介さない画像情報解析に画像は必要がない点に着目し、圧縮計測信号を直接機械学習で超高速リアルタイム解析し、「画像を見ずに形を見る」ゴーストサイトメトリー法の発案が、ブレークスルーにつながりました。 ◆若手研究者がアカデミアや組織の枠を越え、ベンチャー企業(シンクサイト株式会社)を設立し、産官学の人材とリソースを結集して創り上げた技術がScience誌に掲載され、国際的な実用化に邁進する先駆的な事例です。
 
2018/06/15
福島県新地町・国立研究開発法人国立環境研究所・ 国立大学法人東京大学大学院新領域創成科学研究科間の 連携・協力に関する基本協定 2018:06:04:12:48:00
福島県新地町、国立研究開発法人国立環境研究所(以下、国立環境研究所という)、及び国立大学法人東京大学大学院新領域創成科学研究科(以下、東京大学大学院新領域創成科学研究科という)は、福島県新地町における環境都市に関する研究を推進するとともに、その成果の活用を図り、もって福島県新地町の復興まちづくりと環境創造を推進するため、連携・協力に関する基本協定を締結いたします。
 
2018/06/04
「電子液晶」が超伝導に与える影響を直接観測 -高温超伝導を理解する手がかり- 2018:05:26:3:00:23
理化学研究所(理研)創発物性科学研究センター創発物性計測研究チームの花栗哲郎チームリーダー、京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻の笠原成助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻の芝内孝禎教授らの共同研究グループ※は、鉄系超伝導体[1]の一種であるセレン化鉄において、電子状態が一軸的方向性[2]を持つ「電子液晶[3]」状態が超伝導に大きな影響を与えていることを実験的に明らかにしました。
 
2018/05/26
上下の環境が異なる特定元素のみをマッピングする基礎技術を実証 X線自由電子レーザーによる高調波発生を利用 2018:05:24:16:10:19
◆軟X線自由電子レーザーを用いて元素選択的な非線形光学効果(注1)の観測に成功しました。 ◆量子力学の計算によって、鉄と酸素の2重の内殻共鳴による非線形光学応答であることを実証しました。 ◆軟X線自由電子レーザーを用いた新たな元素マッピング法としてさまざまな物質評価に役立てられることが期待されます。
 
2018/05/24
遺伝子の機能欠損が高い頻度で顕性遺伝することを発見 2018:05:17:10:00:16
遺伝子の機能欠損は多くの場合潜性遺伝(注1)すると考えられてきましたが、出芽酵母の必須遺伝子(注2)欠損株の細胞形態(注3)を網羅的に調べた結果、必須遺伝子のうち、約6割の遺伝子の機能欠損が逆に顕性遺伝(注4)することを明らかにしました。機能欠損変異が機能を持つ対立遺伝子によって補われないことから、顕性が潜性よりも必ずしも優れているわけではないことになります。
 
2018/05/17
ダーウィンの時代ウォレスが注目したナガサキアゲハの擬態の謎に迫る 2018:04:20:12:04:41
◆雌の一部のみがベイツ型擬態を示すナガサキアゲハの全ゲノム構造を明らかにし、擬態の原因となる遺伝子領域が複数の隣接遺伝子からなる超遺伝子であることを見出した。 ◆同様の擬態を示す近縁種のシロオビアゲハの超遺伝子の構造はナガサキアゲハと大きく異なっており、両者のベイツ型擬態は独立に進化(平行進化)した可能性が示された。 ◆超遺伝子は複雑な生命現象の原因として近年注目されているが、その詳細な構造や進化機構が明らかとなった2種のアゲハチョウが超遺伝子研究のモデルになると期待される。
 
2018/04/20

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