過去の開催一覧|

2023年度第5回学融合セミナー

講義:
2023年10月18日 16:50~18:35
場所:
オンライン開催
遠藤 慧 准教授

RNA とタンパク質の合成生物学

遠藤 慧 准教授

生命科学は、解析技術の飛躍的な発展とともに、多様な生体分子の複雑な機能をより小さくて単純な要素に分解しながら理解しようとする研究が発展してきた。生命への理解が深まるにつれて、生体分子を組み合わせて生命現象をつくることで理解しようとする構成的生物学(合成生物学)と呼ばれる研究アプローチにも注目があつまるようになった。生命現象の中でも特に遺伝子発現の維持・制御において重要な役割を果たしているRNAとタンパク質の複合体を中心に、構成生物学的な研究アプローチとその技術応用を概説する。

山﨑 由大 教授

カーボンニュートラルと自動車用パワートレイン

山﨑 由大 教授

カーボンニュートラルの実現に向けた自動車用パワートレインをとりまく現状を把握するとともに,今後のパワートレインのあるべき姿,検討すべき事項,排反事象について考える。

佐々木 裕次 教授

X線明滅現象の発見とその拡張

佐々木 裕次 教授

2018年にX線回折強度が明滅する現象を発見した。この現象を利用すれば、物質の動態情報が取得可能となる。サンプル対象は広域に渡り、無機材料、高分子材料、複合材料、そして、バイオ材料にまでに及ぶ。最近ではX線回折だけではなく、透過X線にもこの明滅現象が含まれることが分かってきて、その応用範囲も拡大傾向にある。