講義一覧


対象:=小学生、=中学生、=高校生、=一般

基盤科学研究系

タイトル 先端科学技術と生命科学
対象
概要 21世紀は生命科学の時代とよく言われます。20世紀に花開いた物質科学に関する研究が多くの物質の謎を解明し、多くの有効な技術を生み出しました。生命科学においても、最先端技術がその研究活動を支え、今後の技術の進展が生命科学の根幹を変貌させてしまう可能性もあります。この講義では、最先端計測技術を通して、生命科学の主役である蛋白質分子がどのようなモノなのかをどう「測ろう」としているのか、その歴史と今後の展開を紹介します。
講師 佐々木裕次 教授物質系専攻
キーワード 最先端計測科学、1分子計測、生命科学、放射光、電子線
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
タイトル 未来のロケット推進
対象
概要 宇宙太陽発電衛星や宇宙ホテル、月面基地など、人類が本格的に宇宙に進出し活動範囲を広げるには、打ち上げロケットの革新的な技術の進歩と、それに伴う輸送コストの大幅な削減が必要です。そこで、未来の大量宇宙輸送システムを担う技術として,レーザー光などの電磁ビームによってエネルギーを外部から供給して飛翔するレーザー推進が提案されています.開発の歴史と現状を紹介します。
講師 小紫公也 教授先端エネルギー工学専攻
キーワード 宇宙、ロケット、レーザー
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
タイトル ワイヤレスエネルギー伝送技術
対象
概要 近年モバイル機器などへの中距離のワイヤレス電力供給や、自動車、航空機などの高速度移動体への長距離のエネルギー伝送技術が研究されています。磁界共鳴を用いた数十センチのワイヤレスエネルギー伝送技術や、マイクロ波やレーザービームを用いた中長距離のワイヤレスエネルギー伝送技術について、最近の研究開発動向や要素技術の紹介を交えつつ解説します。
講師 小紫公也 教授 先端エネルギー工学専攻
キーワード エネルギー、ワイヤレス、電力伝送
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
タイトル ナノスペースで決まるマテリアルの機能 −準結晶の物理や熱電発電まで−
対象
概要 同じ様に原子核と電子から成る物質に、なぜ金属から絶縁体までが存在するのでしょうか?アルミニウムとシリコンは、電気伝導を担うはずの電子の密度がほぼ同じなのに、電気伝導率は約一千億倍異なります。その理由は、電子がニュートン力学ではなく、ナノスペースの物理法則である量子力学に従うためです。物質科学の基本の話から、2011年ノーベル化学賞に輝いた準結晶の物理の話や、応用の例として熱電発電のデモも行います。
講師 木村薫 教授 物質系専攻
キーワード 物質科学、量子力学、固体物理学、準結晶、熱電変換材料
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
タイトル 核融合エネルギー開発の最前線
対象
概要 太陽は水素の原子核同士が融合する核融合反応によりエネルギーを発生しています。これを地上で実現するためには1億度程度の高温プラズマを生成し安定に保持する必要があります。核融合炉開発の最前線である国際熱核融合実験炉ITER計画(欧州・日本・ロシア・米国・中国・韓国・インドの共同プロジェクト)を中心に、核融合エネルギーの特徴や核融合炉の安全性なども含め紹介します。
講師 小川雄一 教授 先端エネルギー工学専攻
キーワード 核融合、プラズマ、太陽、ITER計画、恒久的エネルギー源
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
タイトル 暗号と情報セキュリティ符号化 ー情報を安全に伝送・保管する方法ー
対象
概要 携帯電話やインターネットを利用した通信では、伝送情報が盗聴されたり改ざんされる危険性があります。また、コンピュータのハードディスクに記録されている重要なデータは、故障・災害・テロなどで読み出せなくなったり、他の人に漏洩する危険性があります。このような危険性を無くすために、通信では暗号や情報セキュリティ符号化技術が用いられています。本講義では、情報セキュリティがどのように実現できるかを分かりやすく解説します。特に、それらが、高校レベルの数学を用いて簡単に実現できることを説明します。
講師 山本博資 教授 複雑理工学専攻
キーワード 暗号,情報セキュリティ,通信,秘密分散法
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
タイトル トンボを使って3次元図形を描いてみよう
対象
概要 トンボや飛行機が空を飛ぶ軌跡のようにして,「3次元グラフィックス言語 T3」を用いて3次元図形を描いてみませんか? T3は,プログラムの基本機能(繰返し, 分岐, 関数定義など)を持つ非常に簡単なプログラミング言語で,Javaが動くパソコン(WindowsやMacなど)で実行できます.3次元図形の勉強(中学生)またはコンピュータプログラムの基本機能の修得(高校生)を,遊び感覚で行うことができます.
講師 山本博資 教授 複雑理工学専攻
キーワード 3次元図形,コンピュータ言語,パソコン
必要機材 プロジェクター(ご用意ください).パソコン実習室などで各生徒ごと(または2,3人ごと)にJavaが動くパソコンがあることが望ましい.
「T3」は,"http://www.it.k.u-tokyo.ac.jp/t3.html"で自由にダウンロードできます.申込前に動作するかどうかを確認して下さい.本出前講義と関係なく,自由に使用して頂いても構いません.

生命科学研究系

タイトル メダカが教えてくれること
対象
概要 遺伝子組換えによって光るメダカを作製したり、メダカの成魚や発生途中の胚に放射線を照射して、放射線が生物の体に与える影響を研究しています。宇宙放射線の影響を調べるために国際宇宙ステーションでメダカを3ヶ月間飼育する計画を進めています。宇宙環境がメダカの健康に与える影響を調べるために、メダカの動きや自律神経の研究を始めています。また、柏キャンパス近辺や日本各地の野生のメダカを採集して調査しています。
講師 尾田正二 准教授 先端生命科学専攻
キーワード 放射線、メダカ、宇宙、健康、環境
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
タイトル インフルエンザと糖
対象
概要 インフルエンザウイルスに代表されるさまざまなウイルスや細菌は、細胞表面の糖に結合して感染を開始します。ヒト赤血球の糖の違いがABO式血液型を決定しているように、この糖がヒトと鳥では異なっていることから、鳥インフルエンザウイルスがヒトに容易に感染することはありません。しかし、ひとたびニワトリへの感染が見つかると、全てのニワトリを殺してまでヒトへの感染を徹底的に阻止しようと努めるのはなぜでしょうか? インフルエンザを例にあげて、ウイルスの感染メカニズム、ウイルスの種特異性とは何か、また抗インフルエンザ薬の作用機序など、身近な話題を科学の視点から理解する面白さを伝えたいと思います。
講師 山本一夫 教授 先端生命科学専攻
キーワード インフルエンザウイルス、糖、ヒト、鳥、タミフル
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
タイトル 染色体を解析して分かること
対象
概要 ヒトゲノムが解読されて10年が経ち、今や世界的な大流行を引き起こしたインフルエンザウイルスの遺伝子情報もネットで検索できる時代です。iPS細胞の創出によって、ダメージを受けた細胞を拒絶反応なしに取り替えることが可能になりそうだと臨床応用研究が加速しています。分裂期の細胞の中には遺伝子を載せたDNA分子が折り畳まれた染色体が存在していますが、この染色体を解析すると応用には慎重さが必要なことが見えてきます。
講師 佐藤均 准教授 メディカル情報生命専攻
キーワード 染色体、遺伝子、幹細胞、がん細胞
必要機材 プロジェクターなど(ご用意ください)
タイトル 体内時計と健康
対象
概要 体内時計は、バクテリアからヒトに至るまで、地球上の多くの生物に存在し、行動や様々な生理機能の概日リズム(サーカディアンリズム)を制御しています。体内時計の乱れは、睡眠障害のみならず、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの病気とも密接に関連しています。本講座では、体内時計のしくみから最新の時間治療まで、身近な話題を多く交えて概説します。
講師 大石勝隆 客員教授 メディカル情報生命専攻 (産業技術総合研究所
キーワード サーカディアンリズム、時計遺伝子、睡眠障害、生活習慣病、時間治療
必要機材 プロジェクターなど(ご用意ください)
タイトル 昆虫に学ぶ性を決めるスイッチのしくみ
対象
概要 ほとんどの動植物は雄と雌という性をもつ。なぜ性があるのか?それは、卵と精子を作るためだ。でも、性とはそんなに単純じゃない。雄と雌を比べると様々な違いがみられる。同じ人間でありながら、なぜこうも違うものか、と思うほど男と女の間にも違いがみられる。雄と雌の間にみられる違いは、どのようにして生み出されるのだろうか?本講義では、性を決めるスイッチのしくみについて昆虫を例に挙げ、わかり易く紹介する。
講師 鈴木雅京 准教授 先端生命科学専攻 
キーワード 性・昆虫・遺伝子・染色体・雄と雌
必要機材 プロジェクターなど(ご用意ください)

環境学研究系

タイトル 映像による森林生物季節観察
対象
概要 東京大学秩父演習林で記録されている15年間の映像教材を使ってブナやイヌブナ,カスミザクラの植物季節(フェノロジー)をクイズを交えながら観察し、解説します.教諭の方にあらかじめ教材映像や資料をダウンロードしていただき,テレビ会議で柏キャンパスと接続して授業を進めます.これまで5回の実績がありますので,事前にご相談いただければ、希望にそった授業を行います.
講師 斎藤馨 教授自然環境学専攻
キーワード 森林 生物季節 新緑 紅葉 ブナ
必要機材 Skypeや再生テレビ会議接続環境やUstream再生が出来る事.また教材映像表示のための映像音声再生パソコンとプロジェクター、スピーカ
タイトル ウナギとマグロの大回遊 ―持続的資源の利用に向けてー
対象
概要 産卵海域と生息海域が大きく離れ太平洋を大回遊する魚類がいます。ウナギやマグロはその代表例であり、過酷な海洋環境の中で生き抜くための巧みな戦略を備えています。それらの生態的特長を紹介します。
講師 木村伸吾 教授自然環境学専攻
キーワード 地球環境変動、産卵回遊、海洋循環、水産資源、資源管理
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
タイトル 海洋の再生可能エネルギー or 洋上風力発電
対象
概要 海洋の再生可能エネルギーについては、風、潮流、海流、波、温度差、潮汐の種類がある。
これらについて紹介し、日本の持っている資源量、エネルギーと環境をめぐる世界の情勢に触れた後に、海洋の再生可能エネルギー全般、あるい洋上風力エネルギーに焦点を絞って、エネルギー利用の現状、実現のための技術について紹介する。
講師 鈴木英之 教授海洋技術環境学専攻
キーワード 海洋、再生可能エネルギー、風力発電、資源量、技術
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)

タイトル CO2貯留技術の環境影響評価
対象
概要 CO2海域地中貯留のような大規模海洋利用技術の実施には、社会的な受容が必要である。社会的受容性獲得のためには環境影響評価が不可欠となる。環境影響評価技術を伴う海洋開発技術は、環境に配慮した技術として国際競争力を持つことが可能となる。現在考えられている環境影響評価手法について概説する。
講師 佐藤 徹 教授海洋技術環境学専攻
キーワード 二酸化炭素、海洋隔離、環境影響、温暖化対策、社会受容性
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)
 

タイトル サステイナビリティ〜未来をデザインするコンセプト
対象
概要 サステイナビリティということばをご存じですか。「持続可能性」などと訳され、人類が生存し続けるために必要な要件というような意味です。温暖化、エネルギー危機、食糧の安全保障、生物多様性の減少、金融危機、貧困や格差、等の問題を乗り越えて、サステイナブルな未来社会を作っていくための知恵を探ります。
講師 味埜俊教授横張真兼担教授小貫元治准教授ほかサステイナビリティ学教育プログラム
キーワード サステイナビリティ、循環型社会、成長の限界、アジェンダ21、持続可能な発展のための教育(ESD)
必要機材 プロジェクター(ご用意ください)