プラズマ理工学講座
吉田 善章 教授 よしだ ぜんしょう

tel: 04-7136-3991
プラズマは、未知の構造と現象の宝庫です。太陽で起こる激しい爆発現象(フレアー)、それに呼応するオーロラ、銀河の美しい渦巻き模様の形成などがプラズマ物理のテーマです。これらはいずれも線形理論ではあつかえない〈非線形現象〉です。プラズマ物理は〈集団現象〉をあつかう科学です。すなわち、分割された要素の理想化された運動に還元することができない現象を理解することが課題です。これは、物質世界にとどまらず、生態系や社会の科学にも通じる根本的な研究テーマです。私たちは、理論と実験の両面から、プラズマの非線形科学、集団現象の科学を研究しています。
私たちが、プラズマの多様な構造を、まず自然から学ぼうとしているのは、究極のエネルギーをもたらす〈核融合プラズマ〉や、物質の根源に迫る〈反物質プラズマ〉を私たちの手で作り出すヒントを求めているからです。プラズマの混沌とした流れの中から、極めて興味深い構造が生み出されるメカニズムに注目しています。
図左:天体磁気圏型の磁場で高速流・高圧力プラズマを閉じ込める実験装置RT-1、図右:RT-1装置で生成したプラズマ 解析結果
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 基盤科学研究系 先端エネルギー工学専攻
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東京大学大学院 新領域創成科学研究科 基盤科学研究系 先端エネルギー工学専攻