エネルギー変換システム講座
鈴木 宏二郎 教授 すずき こうじろう

tel: 04-7136-3828
私たちの研究室では、東京 - ニューヨークを2時間で飛行する高速旅客機(極超音速機) や大気圏に突入する宇宙探査機など超高速飛行体の未来図を考案し、 「かたち」とその周りにできる「流れ」との関係について探求しています。
物の周りの流れを知れば、空気抵抗や空力加熱の低減など、求める性能を発揮させるための形が見えてきます。例えば、衝撃波がつくる高圧を下面に取り込むことで揚抗比が大きく経済性に優れた機体形状(ウェイブライダー)が生まれてきます。また、空力加熱がどのような条件で厳しくなるかを知れば、耐熱性のハイテク素材で作った巨大な膜面を展開し、フワリと飛行する膜状の「やわらかい」宇宙船のようなアイデアも出てきます。
創造力を磨くためには、その拠り所となる流体物理の研究も重要です。実験では、衝撃風洞や誘導結合プラズマ風洞など研究室手作りの装置に加え、柏キャンパスで整備中の大型極超音速風洞が強力な道具となります。数値解析による研究も行っており、機体形状の最適設計や、相対論的超高速流のような極限環境での現象解明など多彩なテーマに取り組んでいます。
図左:極超音速旅客機周り流れの数値シミュレーション、中:土星を飛行するセイル型探査衛星、右:高温プラズマ流中で加熱される炭素製熱シールド
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 基盤科学研究系 先端エネルギー工学専攻
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東京大学大学院 新領域創成科学研究科 基盤科学研究系 先端エネルギー工学専攻